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ハングルサイトを日本語で読む──韓日自動翻訳サイト紹介(2)
OISR-Watch2002年7月3日号

二村 一夫


 

前回、韓日自動翻訳サイトの「チングー(友達)」http://chingu.friend.jp/ と「All Korea」http://www.allkorea.co.jp/cgi-bin/allkorea.front をご紹介したところ、ARGの岡本真さんから、他にも韓日自動翻訳サイトがあることを教えていただきました。今回は、まずはその追加分をご紹介すると同時に、前回のコメントについてもいくらか訂正したいと思います。

追加のひとつは、ご存じ検索サイト《goo》の「翻訳実験」http://jupiter.nttrd.com/ です。ここはその名称にもあるように、まだ「実験」段階のようですが、韓国語・英語・中国語のサイトを日本語に、日本語サイトを同じく上記3カ国語に翻訳する双方向翻訳を無料で提供しています。日本語で件名を入れての翻訳検索、URLを入れてのWebページ翻訳と枠内にテキスト(500字まで)をいれると翻訳をしてくれるテキスト翻訳の3種です。日韓、韓日の自動翻訳はアメリカAmikai社のシステム、中国語の翻訳エンジンは高電社のものを利用しているとのことです。

つぎは、NTT系のプロバイダー《OCN》の「翻訳サービス」です。
http://www.ocn.ne.jp/translation/
ここでは、ウエッブページ翻訳とテキスト翻訳が、韓日、日韓、英日、日英の双方向で提供されています。ここもgoo同様、アメリカAmikai社のシステムを利用しています。同じNTT系ですから、内容的には gooと変わらないようですが、ただこちらは翻訳検索がなく、中国語はあつかっていません。

第3は、《NAVER Japan》 の「韓国翻訳検索」http://honyaku.naver.co.jp/で、これは前回ご紹介したチングーを運営している韓国系の検索サイトです。ここはURLをいれて目的のサイトを日本語で表示するWeb翻訳と、日本語で検索語を入れてハングルのサイトを探すことができます。このリンクをたどっている限り、すべて日本語に翻訳されて表示されます。
前回は、NAVERの自動翻訳の窓口は「チングー」だと思ってこちらを紹介したのですが、「チングー」の方は、主として自動翻訳によるチャットと掲示板サイトに力をいれているようです。

なお、このNAVERの翻訳システムは、松下系のプロバイダー《hi-ho》の検索サービス「hi-hoサーチ」にも採用されています。http://search.hi-ho.ne.jp/honyaku/

最後にもうひとつ、これは私がその後発見したのですが、「こりゃ英和」など自動翻訳ソフトを制作している会社《LogoVista》もオンラインの 翻訳サービスを提供しています。
http://www.logovista.co.jp/trans/
テキスト翻訳は、なんと英語、日本語、ドイツ語、フランス語、イタリア語、ポルトガル語、スペイン語、韓国語の8ヵ国語の多言語翻訳です。ウエッブ翻訳は日英、英日の翻訳のみです。

じつは、前回《NAVER Japan》について「性能的にはAll Koreaに一歩譲る感」があると述べました。しかし、これはいささか性急に結論を出してしまったようです。今回、NAVER Japan の「韓国翻訳検索」をすこし時間をかけて使ってみたところ、けっこう使いやすく、日本語の質もそれほど悪くはないと感じました。
ほんとうは、あれこれ試してみた結果についてもご紹介する方が良いのですが、長くなりますので、今の段階での判断をひとこと述べるにとどめます。

前回はAll Koreaのテキスト翻訳をお勧めしたのですが、私のように、まったくハングルを知らない場合は、むしろ翻訳検索の方が使いやすいように感じました。もちろん、文字数の多いファイルはテキスト翻訳に頼るほかありませんが、ふつうのサイトを見てまわるには、日本語のキーワードを入れ、出てきた結果をたどるだけで、ハングルサイトを日本語で読める「翻訳検索」が便利です。なにしろ私にとっては意味不明の記号の集まりにすぎなかったハングル・サイトがつぎつぎと日本語で現れる来るのは、感動ものです。ところどころ意味不明の言葉が出てきますが、これもパズル感覚で推理すると、けっこう楽しめます。なんでこんなところに「犬」が出てくるのだと思い、つぎの瞬間、これは「ケン」つまり「件」に相違ないと発見するといった具合です。
もし、キーワードを入れても、目指すサイトが見つからない場合は、《韓国NAVER》や《Yahoo Korea》などディレクトリー型の検索サイトを見つけ、そのカテゴリー別リストをたどると、比較的簡単に自分の関心あるテーマに関するハングルサイトを探し出すことができます。
知らない言葉の海外サイトを自国語でネットサーフィンできる時代が近いわけで、こうなると我々の発信方法や内容も、自動翻訳を念頭において検討する必要があるのではないかと、あらためて考えさせられています。

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