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社会・労働関係サイト探検(7)
OISR-Watch1999年8月26日号

二村一夫


 今回は、お詫びと訂正の連続というより「お詫びと訂正特集」です。なんとも お恥ずかしい次第で、穴があったら入りたいとはこのことです。

 訂正の第1は、前回、東京大学社会科学研究所
http://www.iss.u-tokyo.ac.jp/
について紹介したなかで、不正確な記述があったことです。オンライン版ではすでに訂正しましたので、あるいはご承知の方もいらっしゃることでしょう。問題は、前号でつぎのように書いた点です。

もうひとつ、東大社研のサイトで注目されるのは、社研の付属施設として設けられた日本社会研究情報センターが運営している《SSJデータアーカイブ》と《朝日新聞の切り抜きデータベース》がある。これらのデータベースは、原則は利用者IDの取得が必要であるが、現在はguestとして誰でも利用することが可能である。具体的な内容は、直接アクセスしていただくことにしたい。

 この利用者IDの問題は、朝日新聞記事データベースについては上記の通りですが、《SSJデータアーカイブ》は利用者IDは不要で、誰でも利用可能でした。この間違いは、東京大学社会科学研究所・日本社会研究情報センターの佐藤博樹さんからのご指摘で気づきました。また、佐藤さんはこの《SSJデータアーカイブ》について、「統計情報の検索にも利用価値はありますが、本来のねらいは磁気化された個票のデータアーカイブ構築と個票データの学術研究への提供です。ちなみに、現在、約230データセットを提供しています。」とコメントしてくださいました。

 訂正だけでは、申しわけないので、新しい情報もお届けしましょう。それは、日本労働研究機構のホームページ
http://www.jil.go.jp/index.htm
で、今月上旬から、「労働記事データベース」の利用ができるようになりました。これまでもニフティ・サーブのLINCでは公開されていたのですが、ニフティの会員でないと利用できないという問題がありました。インターネット上で誰でも使えるようになりました。この「労働記事データベース」は、政労使3者の代表的な情報紙である、つぎの3紙の記事を検索することが出来ます。『週刊労働ニュース』の1972(昭和47)年1月発行分以降)、『日経連タイムス』1994(平成6)年6月発行分以降)、『WEEKLYれんごう』1994(平成6)年6月発行分)。

 さて、第2の正誤訂正は、第4号、本連載の番号では(3)で、コーネル大学労使関係図書館を紹介した最後に

また1997年からは、Human Resource Executive magazine と共同で求人 求職サイトともいうべきworkindex.comをWWW上に開設した。

と書いたことについてです。この前半、つまり「コーネル大学労使関係図書館Human Resource Executive magazine と共同でworkindex.comを設立した」とした点は正しいのですが、これを「求人求職サイト」と定義したのは全くの間違いでした。workindex.com発足時のうたい文句を誤解(誤読?)し、その間違った印象のまま最新の状況を確かめずに書いたためのミスでした。正しくは、「人事労務関連のYahoo」ともいうべきサイトでした。つまり、人事・労務に関連する主要サイトを登録し、これをカテゴリー別に見ることができるようにしているのです。もちろんキーワードで検索も可能です。

 なお、このworkindex.comのURLはつぎのとおりです。
http://www.workindex.com/

 さて、このサイトが主たる利用者に想定いるのは、企業の人事担当役員(それに求職者)で、分類区分にもそれは反映しています。分類の第一段階はつぎのようなカテゴリーから成り立っています。
Career Management and Outplacement
Compensation
Economic, Public Policy and Statistics
HR Consulting
HR Software and Technology
Health Benefits and Insurance
Human Resource Management
Labor Relations
Labor Unions and Employee Organizations
Laws, Legislation and Litigation
Management Science
Organizational Behavior
Recognition and Incentives
Recruitment
Relocation Services
Retirement Benefits and Services
Safety and Health
Special Benefits and Services
Staffing and Temporary Services
Testing, Appraisal and Evaluation
Training, Development and Education

 各カテゴリーはさらにサブカテゴリーに分類されている。たとえば Labor Relations の下にあるサブカテゴリーは つぎの通りです。
Alternate Dispute Resolution
Current Contract
Evolution of Workers' Movements
General
Issues
Labor Force and Labor Market
Labor and Industrial History
Labor force statistics
Labor/Management Relations
Negotiation Process and Dispute Settlement
Strikes over grievances

 サブカテゴリーをクリックすると簡単な説明付きで登録サイトがリストアップされており、さらに各サイトには1000語前後、なかには2000語にもおよぶ詳細な説明があります。ここは、本来は企業の人事担当者など実務家をターゲットにしたサイトですが、もちろん研究者にとっても大いに役立つと思います。

 このサイトは毎月10冊の本と10のサイトを EDITORS' CHOICE、つまり編者のお勧めとして掲載しています。今月のお勧めの中から、ひとつだけ紹介しておきましょう。

 それは CEO EXPRESS と称するサイトです。その名のとおり、経営者向けのリンク集ですが、なかなかの充実度です。

http://www.ceoexpress.com/

(にむら かずお・名誉研究員)

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