OISR.ORG へようこそ 法政大学大原社会問題研究所
 
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

           ★ O I S R - W A T C H ★

◆◆◆法政大学大原社会問題研究所公式サイト"OISR.ORG" Newsletter◆◆◆

No.35 2002年9月11日発行

□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

★OISR-Watchは法政大学大原社会問題研究所の公式サイト "OISR.ORG"
の最新情報をお伝えするニュースレターです。

============================ 目 次 ==================================
【お知らせ】

◆第15回国際労働問題シンポジウムのお知らせ
◆ワーキング・ペーパー刊行のお知らせ
◆大原社会問題研究所雑誌 525号 PDF公開
◆その他の更新情報

【OISRコラム】
◆日本語サイトをハングルで読む──日韓自動翻訳実験 (二村一夫) 

======================================================================

【お知らせ】

◆第15回国際労働問題シンポジウム
(協同組合の振興のために―ILOの新勧告と日本―)のお知らせ

国際労働問題シンポジウムは、その年のILO総会の議題のなかから重要な問題を取り上
げてテーマとしております。今年の総会では、「デーセント・ワーク」の展開を基本
的視座にすえつつ、協同組合活動をその一環として促進しようとする画期的な勧告が
採択されました。
 
今回のシンポジウムではこの新勧告を取り上げ、ILO総会に出席された方々を中心に報
告していただき、総会報告と討議についての理解を深め、日本に示唆するものを考え
る契機にしたいと思っております。どうぞご参加下さい。

日時   2002年9月30日(月) 午後1時〜4時30分
会場   法政大学市ヶ谷キャンパス ボアソナード・タワー 26階 スカイホール
※多摩キャンパスではありませんのでご注意下さい。
参加費   無料

プログラム

ILOにおける討議をめぐって
厚生労働省大臣官房国際課課長補佐  水野 順一郎

労働者の立場から 
全国労働金庫労組連合会中央労金労組副委員長  梅村 敏幸

使用者の立場から
日本経済団体連合会出版・研修事業本部研修グループ副長 臼井 啓能

ILOの新勧告と日本 
明治大学政経学部教授・日本協同組合学会会長 中川 雄一郎

申し込み方法
ハガキ・FAX・電話またはE-mailで、所属とお名前、連絡先をお知らせ下さい
法政大学大原社会問題研究所
〒194-0298 東京都町田市相原町4342
TEL 042-783-2307
FAX 042-783-2311
E-mail webmaster@oisr.org

◆ワーキング・ペーパー刊行のお知らせ。

大原社会問題研究所は、8月にワーキング・ペーパー「ナショナルセンターの組織拡
大政策:その戦略と問題点」を刊行しました。このワーキング・ペーパーは、研究所主
催の「現代労使関係・労働組合研究会」がナショナルセンター(連合、全労連)とそ
れに準じる団体(全労協)に対して行った聞き取り記録をまとめたものです。聞き取
りは、それぞれの団体の組織拡大方針、方針を実行に移すための体制やその際の問題
点、将来の展望などを探っています。

労働組合の組織拡大問題に関心のある研究者の方々に本報告書を読んでいただき、活
用していただくために、研究所では無料で報告書を差し上げることにしました。ただ
し、部数に限りがありますので、先着50名様とさせていただきます。必要な方は、
大原社会問題研究所にメールでお申し込み願います。メールの宛先は、

webmaster@oisr.org

です。このメール(OISR-WATCHの発信アドレス)には返信しないよう、お願いいたし
ます。

なお、ワーキング・ペーパーおよび、これまで刊行した調査研究報告のリストを公開
しましので、関心のある方はご参照願います。
http://oisr.org/about/wp.html
今回刊行したワーキング・ペーパーのコンテンツは、このコーナーでも公開する予定
です。

◆大原社会問題研究所雑誌 525号(2002年7月号) PDF公開(9月2日)
http://oisr.org/oz/525/index.html

【特集】日本の社会保障:動向と現在(3)  

高齢者福祉サービスの政策動向と構造変化   伊藤周平
「医療構造改革」と国民皆保険体制   西岡幸泰

史料紹介
   
モスクワのコミンテルン史料――スペイン内戦関連文書の現状   島田 顕

海外研究事情
   
世界の労働関係研究所・資料館・図書館(1)――アメリカの労働関係研究所と労働史
研究機関国際協会   五十嵐仁

書評と紹介    

京極高宜・武川正吾 編「高齢社会の福祉サービス」   中村律子
篠田武司 著「スウェーデンの労働と産業――転換期の模索」   渡辺博明


鈴木徹三先生のご逝去を悼む   早川征一郎
社会・労働関係文献月録(2002.5.1-2002.5.31受け入れ分)
所報:2002年4月

◆その他の更新情報

○最新の更新履歴
http://oisr.org/notice/whatsnew.html

○2002年度の更新履歴
http://oisr.org/notice/renewal02.html

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽ O I S R コ ラ ム △▽△▽△▽△▽△▽△▽
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
************************************

日本語サイトをハングルで読む──日韓自動翻訳実験
二村一夫

はじめに
 前回と前々回、「ハングルサイトを日本語で読む」と題して韓日自動翻訳サービス
を提供しているサイトについてご紹介しました。今回はその逆、つまり日本語サイト
をハングルで読むとどうなるか、その実験結果をお知らせしようと思います。発信す
る側にとっては、こちらの方が気になるところです。
 「え?!!、君ハングル出来たっけ?」とすぐ突っ込まれるでしょう。自慢ではあ
りませんが、私はハングルはまったく読めません。そんな男が一体全体どうやって日
韓自動翻訳の結果を評価するのだろう、と疑問に思われることでしょう。実は私も、
最初は誰かハングルの達人にお願いして評価していただこうと考えていました。しか
し、人を頼まずにテストする簡単な方法を思いついたので、それによる実験です。要
するに往復翻訳です。つまり日本語サイトのテキストをいったんハングルに翻訳し、
その結果を、再度ハングルから日本語に訳してみたのです。もちろん、翻訳を重ねれ
ば、その結果は悪くなるに決まっています。しかし訳し戻した時に、元の意味を正確
に伝えていれば、自動翻訳は実用レベルに達していると判断できるわけですから。

  I 冒頭文の訳し戻し結果

 前置きはこのくらいにして、まずはOISR.ORGのトップページを自動翻訳にかけ、そ
れを訳し戻した結果をご紹介します。利用したのは、All Korea
(http://www.allkorea.co.jp/cgi-bin/allkorea.front)、それにOCN
(http://www.ocn.ne.jp/translation/)の二つのサイトで、ともにテキスト翻訳を
使いました。

【原文】
「法政大学大原社会問題研究所は、社会・労働問題の研究所であると同時に、利用者
の資格を問わない専門図書館・資料館であり、文献情報センターとしても機能してい
ます。1919(大正8)年2月、大原孫三郎によって創立された、社会科学分野では日本で
もっとも古い歴史をもつ研究機関です。」

【訳し戻し結果】
☆ All Korea 
$(C!!(B号三二大学オオハなので社会問題研究所は’社会・労働問題の研究所と同時
に’ユーザーの資格を聞かない専門図書館・資料館であり’文献情報センターとして
も機能しています.1919($(C#1#9(B $(C#1#9(B年年2月’オオハなので長芋であり師
父炉によって創立された’社会科学分野では日本でもっとも古かった歴史を持つ研究
機関です.
☆ OCN
法廷大学呉オハラ社会問題研究所は,社会・労動問題の研究所であることと同時に,利
用者の資格を問わない専門図書館・資料官で,文献情報センターだと言っても機能して
います. 1919(大昌8)年2月,呉オハラマゴサブロによって創立された,社会科学分野で
は日本で一番古い歴史を持つ研究機関です.

【評価】
 すでに前回の韓日自動翻訳ソフトを試した際に分かったことですが、現在の日韓、
韓日自動翻訳ソフトの最大の難関は固有名詞、とくに人名の翻訳にあるようです。
「法政大学大原社会問題研究所」という名称のうち「大学」と「社会問題研究所」は
どちらもきちんと訳しているのですが、「法政」、「大原」で手こずっています。と
くにAll Koreaは、大原孫三郎を「オオハなので長芋であり師父炉」と混乱していま
す。おそらく、これは漢字の一字一字の意味を訳すために起きる問題のようで、日英
自動翻訳でも同じ傾向がみられます。もっとも、OCNの場合は日本語の発音をそのまま
表記しているようで、訳し戻し結果もかなり原型に近いものになっています。
 固有名詞の部分を除けば、冒頭の文章は正確に翻訳されています。「社会問題研究
所は、社会・労働問題の研究所であると同時に、利用者の資格を問わない専門図書
館・資料館であり、文献情報センターとしても機能しています」という個所をAll
Koreaは「社会問題研究所は’社会・労働問題の研究所と同時に’ユーザーの資格を聞
かない専門図書館・資料館であり’文献情報センターとしても機能しています.」と
訳し、OCNは「社会問題研究所は,社会・労動問題の研究所であることと同時に,利用者
の資格を問わない専門図書館・資料官で,文献情報センターだと言っても機能していま
す.」も資料館の館の字を間違えただけで、ほぼ正確な日本語になっています。 これ
なら日本語を知らない方でも、OISR.ORGがどのようなサイトであるかを、理解してい
ただけるのではないかと感じました。


  II 見出しの訳し戻し結果
第2レベルへのリンクの見出し、すなわち「お知らせ、ご案内、大原デジタルライブ
ラリー、大原社会問題研究所雑誌、研究所刊行物、OISR-WATCH、社会・労働関係リン
ク集、労働サイト横断検索、スタッフ個人サイト、関連サイト」を訳し戻した結果は
つぎの通りでした。
☆ All Korea
「知らせ、案内、オオハなのでデジタルライブラリー、オオハなので社会問題研究所
雑誌、社会・労働関係リンク集、労働サイト横断検索、ステップ個人サイト、関連サ
イト」
☆ OCN
「お知らせ(通知)、案内、呉オハラデジタル図書館、呉オハラ社会問題研究所雑誌、
研究所刊行物、OISR-WATCH、社会・労動関係リンク集、労動サイト横断検索、スタッ
プ個人サイト、関連サイト」

【評価】
 これも大原という固有名詞に関連した言葉を除けば、ほぼ正確に翻訳してくれてい
ます。とくにカタカナは、スタッフがステップになったりスタップになっているだけ
で正確に訳し戻しています。


  III 人名
 最後に、自動翻訳でいちばんの難関であるらしい、人名について見ておきましょ
う。スタッフ個人サイトに並んでいる6人の人名が訳し戻された時、どう変化してい
るか、興味津々です。

☆ All Korea
$(C#5#0(B嵐$(C!!(B仁、後打武に$(C!!(B一人の夫、下野カーと$(C!!(B三二理で、
鈴木$(C!!(Bゼロ、野村$(C!!(B一人の夫、とキャス気$(C!!(Bダッカ市$(C!!(B

☆ OCN
五十嵐ヒトシ、ニムだとがズオ、早川ゾングイチで、鈴木領、野村がズオ、ワカスギ
 タカの時

【評価】All Koreaの名前の間に出てくる「$(C!!(B」は全角の空白が化けたもののよ
うです。All Koreaの場合は漢字の意味を翻訳してしまっているのに対し、OCNは人名
については日本語の発音を表記しているため、訳し戻し結果もかなり原型に近いもの
になっています。

  IV 最後に
 このように自動翻訳が実用段階に近づいてくると、われわれ発信者の側でも、自動
翻訳ソフトの特徴を知ることが大事になってきたと思います。どうすれば、自動翻訳
向きの日本語になるのか研究する必要もありますが、まずは、トップページに不要な
画像を使わないことが重要でしょう。とくにサイト名をバナーだけで表示したり、テ
キスト抜きで、ナビゲーション用のリンク・ボタンを使わないといった注意が必要だ
と思います。固有名詞については名案はありませんが、カッコ内にカタカナかローマ
字での表記を加えるというのが、とりあえずの解決策でしょうか。良い智恵がござい
ましたら、お教えください。

(にむら かずお・名誉研究員)
***********************************************************************
    
購読を中止するときはwebmaster@oisr.orgまでご連絡ください。
OISR.ORGでは皆様のご意見・ご感想をお待ちしております。

法政大学大原社会問題研究所 (http://oisr.org)
編集担当者:鈴木 玲 
   〒194-0298 東京都町田市相原町4342
   TEL 042-783-2307 FAX 042-783-2311

***********************************************************************




〔2002年9月11日開始〕


OISR-WATCH

法政大学大原社会問題研究所 (http://oisr.org)