OISR.ORG へようこそ 法政大学大原社会問題研究所
 
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

           ★ O I S R - W A T C H ★

◆◆◆法政大学大原社会問題研究所公式サイト"OISR.ORG" Newsletter◆◆◆

No.33 2002年7月3日発行

□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

★OISR-Watchは法政大学大原社会問題研究所の公式サイト "OISR.ORG"
の最新情報をお伝えするニュースレターです。

============================ 目 次 ==================================
【お知らせ】
◆『日本労働年鑑』第72集(2002年版)刊行
◆大原社会問題研究所雑誌 523号(2002年6月号)PDF公開
◆その他の更新情報

【OISRコラム】
◆ハングルサイトを日本語で読む (2)  (二村一夫) 
======================================================================

【お知らせ】

○『日本労働年鑑』第72集(2002年版)旬報社より6月25日刊行

 『日本労働年鑑』第72集・2002年版は、2001年1月から12月までの、日本の労働問
題、労働・社会運動の動向を記録している。

 第72集の特集のテーマは、「労働時間法制の改編と運用実態」である。この特集
は、80年代以降の労働時間法制の改編状況を概観し、1800時間への短縮という政策目
標の達成状況を検証する。また、労基法上の主要な労働時間制度の実状と運用の問題
点を、さまざまな統計資料にもとづいて検討している。取りあげるのは、時間外労
働、労働時間の弾力化、みなし制・裁量労働制、年次有給休暇制度である。さらに、
労働組合の労働時間短縮へのとりくみと、ワークシェアリングをめぐる政労使交渉に
ついても紹介している。
 
 第72集が対象としている2001年は、経済は前年の緩やかな回復からデフレ基調の景
気後退に転じ、政治では小泉内閣が誕生し、同内閣の高支持率が参院選の自民党復調
に貢献した。また9月に起きた米同時多発テロを受けて成立したテロ対策3法によ
り、自衛隊の戦時海外派遣が行われるなど、戦後日本の安全保障政策が大転換した。

 経済では、消費者物価が3年連続で下落し、勤労者世帯の実収入、消費支出とも4年
連続で減少するなど、「デフレスパイラル」が起こりつつある。雇用情勢は前年より
厳しさを増し、完全失業率は7月に初めて5.0%になり12月には5.6%まで上昇した。
完全失業者数は340万人と前年より20万人増加した。政府はこれまでの積極財政から
緊縮財政に政策を転換し、2001年中に編成された2002年度予算案では、公共投資、社
会保障費、地方交付税などが削減され、一般歳出が4年ぶりに前年を下回った。

 労働政策では、雇用政策に重点がおかれた。9月に総合雇用対策がまとめられ、そ
のうち新緊急地方雇用特別交付金制度には50万人分の雇用創出として3500億円が充て
られた。また、労使間の個別紛争の増加に対応して個別労働関係紛争解決促進法が成
立し、育児や介護のための休暇や時短を促進するために育児・介護休業法が改正され
た。社会保障政策では、確定拠出年金(日本版401K)法が成立した。労働運動では、
連合と全労連は組織化政策に力を入れ、低下する組合組織率に歯止めをかけようとし
ている。また、連合、日経連、政府の間でワークシェアリングの検討が始まった。
 
 第72集の目次は以下の通り。(詳細目次は旬報社サイトを参照)
http://www.junposha.co.jp/guide/1sya/ronen/index.htm

はしがき

序章 政治・経済の動向と労働問題の焦点

特集 労働時間法制の改編と運用の実態

第1部 労働経済と労働者生活
1 労働経済の動向
2 労働者の生活と意識
3 女性労働
4 外国人労働者
5 労働災害・職業病

第2部 経営労務と労使関係
1 経営者団体の動向
2 経営労務の動向
3 主要産業の動向

第3部 労働組合の組織と運動
1 労働組合の組織状況と労働争議
2 労働組合全国組織の動向
3 賃金・時短闘争
4 政策・制度にかかわる運動
5 単産単組の運動事例
6 国際労働組合運動

第4部 労働組合と政治・社会運動
1 社会保障運動
2 労働者福祉運動
3 社会運動の状況
4 政党の動向

第5部 労働・社会政策
1 労働政策
2 賃金政策
3 社会保障政策
4 労働判例・労働委員会命令
5 ILO

付録
主要な労働組合の現状
労働組合名簿
社会・労働運動年表(2001年1月1日〜12月31日)

○『大原社会問題研究所雑誌』 523号(2002年6月号)PDF公開(6月25日)
http://oisr.org/oz/523/index.html

【特集】日本の社会保障:動向と現在(1)

社会保障法原理後退の過程と現状および課題 高藤 昭
日本社会保障と「財政調整」システム 玉井金五

■論文    
「家族ぐるみ」闘争における消費活動をめぐる攻防――日鋼室蘭争議(1954年)を事
例として 中村広伸

■証言:日本の社会運動    
救援運動の再建と政治犯の釈放(3・完)――梨木作次郎 氏に聞く

■書評と紹介    
天野寛子 著「戦後日本の女性農業者の地位――男女平等の生活文化の創造へ」吉田
義明
法政大学大原社会問題研究所編/梅田俊英 著「ポスターの社会史――大原社研コレ
クション」小沢節子
水島治郎 著「戦後オランダの政治構造――ネオ・コーポラティズムと所得政策」佐
伯哲朗

社会・労働関係文献月録(2002.3.1-2002.3.31受け入れ分)  

所報:2002年2月

【その他の更新情報】

○最新の更新履歴
http://oisr.org/notice/whatsnew.html

○2002年度の更新履歴
http://oisr.org/notice/renewal02.html

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽ O I S R コ ラ ム △▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
************************************
ハングルサイトを日本語で読む(2)

前回、韓日自動翻訳サイトの「チングー(友達)」http://chingu.friend.jp/ と「All Korea」
http://www.allkorea.co.jp/cgi-bin/allkorea.front をご紹介したところ、ARGの岡本真さん
から、他にも韓日自動翻訳サイトがあることを教えていただきました。
今回は、まずはその追加分をご紹介すると同時に、前回のコメントについてもいくらか
訂正したいと思います。

追加のひとつは、ご存じ検索サイト《goo》の「翻訳実験」http://jupiter.nttrd.com/ です。
ここはその名称にもあるように、まだ「実験」段階のようですが、韓国語・英語・中国語の
サイトを日本語に、日本語サイトを同じく上記3カ国語に翻訳する双方向翻訳を無料で
提供しています。日本語で件名を入れての翻訳検索、URLを入れてのWebページ翻訳と
枠内にテキスト(500字まで)をいれると翻訳をしてくれるテキスト翻訳の3種です。
日韓、韓日の自動翻訳はアメリカAmikai社のシステム、中国語の翻訳エンジンは高電社
のものを利用しているとのことです。

つぎは、NTT系のプロバイダー《OCN》の「翻訳サービス」です。
http://www.ocn.ne.jp/translation/
ここでは、ウエッブページ翻訳とテキスト翻訳が、韓日、日韓、英日、日英の双方向で提供
されています。ここもgoo同様、アメリカAmikai社のシステムを利用しています。同じNTT系
ですから、内容的には gooと変わらないようですが、ただこちらは翻訳検索がなく、中国語
はあつかっていません。

第3は、《NAVER Japan》 の「韓国翻訳検索」http://honyaku.naver.co.jp/で、これは前回
ご紹介したチングーを運営している韓国系の検索サイトです。ここはURLをいれて目的の
サイトを日本語で表示するWeb翻訳と、日本語で検索語を入れてハングルのサイトを探す
ことができます。このリンクをたどっている限り、すべて日本語に翻訳されて表示されます。
前回は、NAVERの自動翻訳の窓口は「チングー」だと思ってこちらを紹介したのですが、
「チングー」の方は、主として自動翻訳によるチャットと掲示板サイトに力をいれているよう
です。

なお、このNAVERの翻訳システムは、松下系のプロバイダー《hi-ho》の検索サービス「hi-ho
サーチ」にも採用されています。http://search.hi-ho.ne.jp/honyaku/

最後にもうひとつ、これは私がその後発見したのですが、「こりゃ英和」など自動翻訳ソフト
を制作している会社《LogoVista》もオンラインの 翻訳サービスを提供しています。
http://www.logovista.co.jp/trans/
テキスト翻訳は、なんと英語、日本語、ドイツ語、フランス語、イタリア語、ポルトガル語、ス
ペイン語、韓国語の8ヵ国語の多言語翻訳です。ウエッブ翻訳は日英、英日の翻訳のみです。

じつは、前回《NAVER Japan》について「性能的にはAll Koreaに一歩譲る感」があると述べ
ました。しかし、これはいささか性急に結論を出してしまったようです。今回、NAVER Japan
の「韓国翻訳検索」をすこし時間をかけて使ってみたところ、けっこう使いやすく、日本語の
質もそれほど悪くはないと感じました。
ほんとうは、あれこれ試してみた結果についてもご紹介する方が良いのですが、長くなります
ので、今の段階での判断をひとこと述べるにとどめます。

前回はAll Koreaのテキスト翻訳をお勧めしたのですが、私のように、まったくハングルを
知らない場合は、むしろ翻訳検索の方が使いやすいように感じました。もちろん、文字数の
多いファイルはテキスト翻訳に頼るほかありませんが、ふつうのサイトを見てまわるには、
日本語のキーワードを入れ、出てきた結果をたどるだけで、ハングルサイトを日本語で読める
「翻訳検索」が便利です。なにしろ私にとっては意味不明の記号の集まりにすぎなかったハン
グル・サイトがつぎつぎと日本語で現れる来るのは、感動ものです。ところどころ意味不明の
言葉が出てきますが、これもパズル感覚で推理すると、けっこう楽しめます。なんでこんなとこ
ろに「犬」が出てくるのだと思い、つぎの瞬間、これは「ケン」つまり「件」に相違ないと発見する
といった具合です。もし、キーワードを入れても、目指すサイトが見つからない場合は、《韓国
NAVER》や《Yahoo Korea》などディレクトリー型の検索サイトを見つけ、そのカテゴリー別リスト
をたどると、比較的簡単に自分の関心あるテーマに関するハングルサイトを探し出すことが
できます。知らない言葉の海外サイトを自国語でネットサーフィンできる時代が近いわけで、
こうなると我々の発信方法や内容も、自動翻訳を念頭において検討する必要があるのでは
ないかと、あらためて考えさせられています。


(にむら かずお・名誉研究員)
************************************


***********************************************************************
    
購読を中止するときはwebmaster@oisr.orgまでご連絡ください。
OISR.ORGでは皆様のご意見・ご感想をお待ちしております。

法政大学大原社会問題研究所 (http://oisr.org)
編集担当者:鈴木 玲 
   〒194-0298 東京都町田市相原町4342
   TEL 042-783-2307 FAX 042-783-2311

***********************************************************************


OISR-WATCH

法政大学大原社会問題研究所 (http://oisr.org)