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No.32 2002年6月7日発行

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【半年の休刊のおわび】
 OISR-WATCHは、発行担当者が他の研究所業務に多忙であったため、2001年12月30日発
行のNo.31より休刊していました。定期購読者の皆様には、おわびを申し上げます。
  なお、今後は内容を以前より簡略化し、大原社会問題研究所WEBサイトの更新を月1
〜2回ベースでお知らせします。
 
============================ 目 次 ==================================
【お知らせ】
◆協調会史料インデックス(協調会研究会編)
◆産別会議旧蔵パンフレット
◆その他の更新情報

【OISRコラム】
◆ハングルサイトを日本語で読む ── 韓日自動翻訳サイト紹介  (二村一夫) 
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【お知らせ:OISR-Watch休刊中に公開した主要な所蔵資料情報】

○協調会史料インデックス(協調会研究会編)
http://oisr.org/kyocho/index.html
 
 2002年3月22日、収録資料一覧のみを公開開始。2002年度から順次、史料を画像で公開
する予定。
 
(協調会史料とは)
 第一次世界大戦後の労働運動の昂揚を受け、労使協調を目的として1919年に設立され
た協調会は、社会政策・社会運動の調査研究、社会政策推進、労働争議の仲裁・和解な
ど多岐にわたって活動し、膨大な調査研究資料を残しました。中央労働学園を経て法政
大学大原社会問題研究所に引き継がれたそれら資料は、内務省資料と比較してもより詳
細な調査・分析に及んでおり、大正から昭和初期の社会労働運動の動向を知るには不可
欠の一次資料です。
 「協調会史料インデックス」では、2000年9月8日にマイクロフィルムとして刊行され
た協調会研究会編『協調会史料 日本社会労働運動資料集成1920年代〜1930年代』(柏
書房)の全編をウェッブ上に再現する予定です。

○産別会議旧蔵パンフレット
http://oisr.org/san/index.html

 研究所所蔵の産別会議パンフレット約250点の書誌情報・画像と解説を公開。今回公開
するパンフレットは、主体別に、1産別会議、2加盟単産・単組、3全労連、4日本共産
党、5日本経済復興協会、6労働省・厚生省、7その他、に分類し、概ね編年で配列した。
また2002年3月26日、もと産別会議幹事の足立長太郎氏より、パンフレットを含む電産資
料の寄贈を受けた。これらについても整理・登録が済み次第、紹介することにしたい。
解説は、吉田健二研究員による。(4月12日公開)

(産別会議[全日本産業別労働組合会議]とは)
 産別会議は、1946(昭和21)年8月19日、電産、国鉄、鉄鋼、機器、全炭など21単産、
組合員163万人をもって結成された。産別会議は当時、組織系統では左派のナショナルセ
ンターの位置にあり、右派の総同盟(組合員85万人)を凌駕し、2・1スト、労働立法の
制定、産業復興、最賃制の確立、労働協約の締結など日本の労働運動をリードした。戦
後初期、日本の労働運動は「産別会議の時代」であった。


【その他の更新情報】

○最新の更新履歴
http://oisr.org/notice/whatsnew.html

○2002年度の更新履歴
http://oisr.org/notice/renewal02.html

○2001年度の更新履歴
http://oisr.org/notice/renewal01.html


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ハングルサイトを日本語で読む ── 韓日自動翻訳サイト紹介


韓国が世界有数のインターネット大国になりつつあること、とくにブロードバンドの
普及ではトップを独走していることは良く知られています。ただ残念ながらハングルを
読めない私には、その内容を知ることができず、もどかしい思いをしてきました。
 もっとも、韓日自動翻訳ソフトを使えば、ハングルサイトでも、ある程度までその内
容が分かることは、数年前に買った高電社の「iソウル/KJ」で体験済みでした。ところ
が、最近「iソウル/KJ」はなぜか機能しなくなりました。おそらくIE がver.5から、ま
たWindowsも MEから韓国語のフォントが標準で入るようになったからではないかと推測
しています。ハングルが文字化けせずに表示されるようになったのと引き替えに「iソウ
ル/KJ」は使えなくなってしまったのです。
 新しいソフトを買おうかどうかと、何度も売り場の前を行ったり来たりしましたが、
「iソウル/KJ」が1万円弱だったのに、「j・Seoul2001KJ」は標準価格で 49,800円、実
売価格でも4万円はするので、けっきょく買わずじまいでした。ところが、なんとこう
した悩みを無料で解決してくれるサイトがあるのを発見しました。それも複数のサイト
があります。
 ひとつは韓国の検索サイト・ネイバーの日本法人が運営するウェッブ翻訳サイト・チ
ングー(友達)http://chingu.friend.jp/です。もうひとつは「All Korea」
http://www.allkorea.co.jp/cgi-bin/allkorea.frontで、韓国の三星物産と三星電子の
子会社、日本サムスン株式会社が運営しています。どちらも韓国系企業が運営している
わけで、韓日自動翻訳では日本は明らかに立ち後れているようです。この2つのサイト
は、それぞれ特色があり、両者を使えば、韓国のインターネット事情を直接体験するこ
とができます。
チングーは、日本語の件名でハングル・サイトやファイルの検索ができます。試しに
「労働」「研究」の2つの件名で検索すると4サイトと7007のファイルが出てきまし
た。これをたどって行くと、それぞれのサイトが日本語に翻訳されて出てきます。た
だ、翻訳は比較的早いのですが、質はかならずしも良いとはいえないようです。会員登
録といった面倒な手続きなしにすぐ使える点は便利ですが、性能的にはAll Koreaに一歩
譲る感があります。
 一方、All Koreaの方は、URLを入れれば翻訳してくれるウエッブ翻訳のほか、e-mail
翻訳、テキスト翻訳、ファイル翻訳などがあり、韓日だけでなく日韓の双方向の翻訳を
してくれます。ただし、こちらは会員登録の必要があり、またIE4.0以上、cookieのセッ
トが可能であることが必要で、Macやネットスケープでは不具合が出る場合があるとの断
り書きがあります。
 さっそくウエッブ翻訳から試して見ました。まずは ソウル大学校
http://www.snu.ac.kr/ と仁荷大学校 http://inha.ac.kr を試してみました。どちら
も十分理解可能な日本語で出てきました。問題があるとすれば、「仁荷大学校」のよう
にまとまった言葉は間違わないのですが、「仁荷」(これは仁川とハワイの頭文字を組
み合わせた言葉だそうです。仁川出身のハワイ在住者が資金を出してつくった大学なの
です)といった単独では意味をなさない言葉は翻訳できず、「引下」といった意味不明
の語になります。しかし、これは辞書登録がすすめば解決する問題ですし、パズルを解
くように考えれば推測可能です。
 そこで次に旧知の仁荷大学校尹辰浩(ユン・ジンホ)教授のホームページ
http://dragon.inha.ac.kr/~ecoyoon/main.htmを試して見ました。実は尹教授のホーム
ページのなかに私のサイトのURLが記されていることを前から気づいていたので、何とか
その内容を知りたいと思っていたのです。ところが、これは失敗でした。トップページ
はなんとかなったのですが、現在MITに留学中の尹教授が延々と書き続けている「ボスト
ン日記」は意味不明の漢字の文字列になってしまいます。どうやらウエッブ翻訳は、短
い文章はこなせても、ちょっと長文になるとダメらしいのです。
 そこで、今度はテキスト翻訳を試みました。まずハングルの「ボストン日記」に行っ
て、右クリックで「すべてを選択」→「コピー」ついで、これを韓日テキスト翻訳の
ページの左側にある「ここで韓国語を入力してください」とある枠内に貼り付けて、翻
訳させてみました。だいぶ時間はかかりましたが、今度は成功しました。なお、画面上
の自動折り返しがなく、そのままでは読みにくいので、これも右クリックで「すべてを
選択」→「コピー」して、ワープロソフトかエディターに貼り付けると良いでしょう。
意味不明の箇所もありますが、全体的にみればかなり質の良い日本語が出てきました。
意味不明のなかでも、漢字語源の言葉はかなり推測がつきます。たとえば、「法廷大
学」は「法政大学」のことだな、とか、「婦人」となっているのは「夫人」に違いない
といった具合です。このサイトで使われている翻訳エンジンなら、辞書を鍛えさえすれ
ば、ほぼ実用レベルに達しているのではないかと感じました。
ただ問題は、バナーやボタンなど画像中心につくられているサイトは、当然のことな
がら日本語になりません。また、これはおそらく韓国でブロードバンドが普及してい
ることと関連があるのでしょうが、日本に比べても、トップページであまりテキストを
使わず画像だけで構成しているサイトが多いようです。日本でも、ブロードバンドの普
及とともに画像を多用するサイトが増えるだろうと思います。しかしこうした傾向は、
日本語を知らない海外の閲覧者にはマイナスになることを知っていて欲しいと思いま
す。これは、なにも海外の閲覧者だけでなく、視覚障害者が音声読み上げで見る場合も
起こることなので、見栄えだけ考えて、画像を多用することは避けるべきではないで
しょうか。

(にむら かずお・名誉研究員)
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編集担当者:鈴木 玲
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