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◆◆◆法政大学大原社会問題研究所公式サイト"OISR.ORG" Newsletter◆◆◆

No.16 2000年4月13日発行

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★OISR-Watchは法政大学大原社会問題研究所の公式サイト "OISR.ORG"
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月に1回か2回程度、配信します。ご希望の方は
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=========================== 目 次 =================================

【お知らせ】

◆『人事評価と労働組合』の刊行にあたって (五十嵐 仁) 

【新着一覧(2000年3月13日〜4月12日)】

◆研究所情報
◆大原デジタルライブラリー(電子図書館・資料館)
◆社会労働関係リンク集
◆スタッフ個人サイト
◆研究所刊行物
◆英語版
◆社会問題研究リソース
◆レッスン
◆OISR.ORG 20世紀ポスター展
◆OISR.ORG全文検索

【OISRコラム】

◆ウェッブ・スタイリストの生活と意見[15]やはりトップページはむずかしい
(野村 一夫)

【編集後記】
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【お知らせ】【お知らせ】【お知らせ】【お知らせ】【お知らせ】【お知らせ】

『人事評価と労働組合』の刊行にあたって
                          研究代表者 五十嵐 仁

 このたび、法政大学大原社会問題研究所調査報告No.9として、『人事評価と労働組
合』が刊行されました。これは、文部省の98〜99年度科学研究費補助金(基盤研
究(B)(2))研究成果報告書でもあります。この研究は、大原社会問題研究所の
研究プロジェクトであるQWL(労働生活の質的向上)研究会を母体とし、その中に
設置された「人事評価と労働組合」研究班によるものです。この研究班は、QWL研
究会の従来のメンバーの中から希望者を募ると共に、この問題に関心を持つ新たな参
加者を加えて発足しました。
 この研究班の母体となったQWL研究会は、従来から研究活動を行ってきており、
すでに『労働の人間化』(総合労働研究所、1986年)と『労働の人間化の新展開』
(総合労働研究所、1993年)という2冊の大原社会問題研究所叢書を刊行していま
す。この研究会は、働く人々の自律性や職場における自己実現という観点から、日本
の労使関係における人事評価のあり方や労働組合の関わり方を明らかにするため、従
来の研究に加えて新しいプロジェクトを立ち上げました。これが「人事評価と労働組
合」研究班です。
こうして、「人事評価と労働組合」研究班は、文部省の科学研究費の交付を受け、
単位組合に対する通信調査、これを補足する形での訪問調査、調査結果の分析や最近
の成果の研究のための研究会などを実施しました。通信調査は、98年10月に行われ、
主要都道府県の2,080組合に調査票を送付し、605組合から有効回答を得ることができ
ました。この集計結果についての一応の分析は、すでに、田中勉「人事考課と労働組
合(調査中間報告)」『大原社会問題研究所雑誌』第487号(1999年6月)として公表
されています。
郵送による通信調査と並行して、調査班メンバーによる個別企業や労働組合への
訪問調査も実施されました。このようにして直接訪問して調査された21の事例が、こ
の報告書に収録されています。それだけでなく、99年度には全労連系組合についての
補足調査を行い、全日本金属情報機器労働組合(JMIU)本部の協力も得て、傘下
の10組合を訪問して調査することができました。
この報告書は、以上のような活動を行ってきた「人事評価と労働組合」研究班の
最終報告書です。ここには、通信調査の結果の分析、訪問調査の事例報告、これらの
調査から得られた知見とその分析、および今後の課題などをまとめた総括、さらに資
料として、通信調査の調査票と集計票が収録されています。 以下に、目次を掲げて
おきましょう。

  はじめに
  第1部  アンケート調査
    I. 調査の目的と概要
    II. 組合の団結と課題
    III.人事制度と組合
    IV.結語
  第2部 自由回答の内容と特徴
    I. 団結強化についての自由回答
    II.人事考課や能力主義・業績主義などについての自由回答
  第3部 訪問調査
    I. 訪問調査の概要
    II.事例報告
一、一般的な事例

二,JMIU関係の事例

  第4部 総括
  第5部 資料
    I. 通信調査の調査票
    II.通信調査の集計表

 この研究プロジェクトは2年間という短い期間ではありましたが、日本の労使関係
における人事評価・人事考課が大きく変わりつつある中での実態調査となりました。
そのためにこの調査は、激しく変化する人事評価とそれへの労働組合の対応を、リア
ルタイムに記録することになり、この点で誠に貴重なものとなりました。これもひと
えに、企業、人事担当者、労働組合、およびその役員の方々のご協力の賜物であり、
この機会に厚くお礼申し上げます。
この報告書で明らかにされた興味深い事実や新たな知見は、日本における人事評価
のあり方や労働組合の役割に関心を持つ全ての人々に示唆を与えるところが大きいと
思われます。これらの問題に関心のある研究者の方々に本報告書を読んでいただき、
活用していただくために、研究所では無料で報告書を差し上げることにしました。た
だし、部数に限りがありますので、先着30名様とさせていただきます。必要な方
は、直接、研究所までお申し込みいただければ幸いです。

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【2000年2月13日〜3月12日】
    新 着 一 覧
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        △▼△▼△ 新着情報 △▼△▼△


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【 研究所情報 】
http://oisr.org/about/toc01.html

(1) 加齢過程における福祉研究会会合のお知らせ(00.4.5掲載)

(2) 社会・労働関係文献月録(2000.1受け入れ分)(00.4.4掲載)

(3) 新着図書目録(2000.3受け入れ分)(00.4.4掲載)

(4) 研究所スタッフ(2000年度版)を掲載 (00.4.1)

(5) 2000年度更新履歴を掲載 (00.4.1)

(6) 複写サービス料金の改定(00.3.31掲載)

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【 大原デジタルライブラリー(電子図書館・資料館) 】
http://oisr.org/dglb/index.html

○デジタルライブラリーのデザインを変更 (00.3.25)
 図書・資料紹介、文献データベース、E-TEXT、オンライン展示、マルチメディア
データベース、E-TEXTリンクに分類されています。また、データベースを頻繁に利用
する方のために、データベースクイックリンクも設けました。
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★社会労働関係文献データベース★
http://oisr.org/kensaku/ronbun.html
http://133.25.160.82/kensaku/ronbun-ac.html
http://oisr.org/kensaku/washo.html
http://oisr.org /kensaku/yosho.html

○データは、毎月更新しています。(最新: 2000.4.10)

○論文データベース「上級者用インターフェイス」(試行版)を設置しました。
http://133.25.160.82/kensaku/ronbun-ac.html
 このインターフェイスでは、OR検索では3つまでキーワードを入れることが出来、2
つまでの絞込みキーワード(and検索のキーワード)を入れることができます。ま
た、これまでは、出版年は1年単位でしか指定できませんでしたが、このインター
フェイスでは期間を指定することができます(
例えば、1980年から1984年まで)。なお、検索方式は「キーワード検索」に設定され
ています。

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★ 学術研究関連リンク集 ★
(WWW上に存在する研究関連情報・ツールに関するリンク集)
http://oisr.org /sp/dglblinks.html

最新更新は4月9日。以下の変更を行いました。

(1) 文部省学術情報センター(NACSIS)が国立情報学研究所に改組したことにともな
うURLの変更とコメントの内容書き換え、
(2) JILのデータベースの追加、
(3) 社会政策学会の「内外学会大会・研究会情報」の追加
(4) メーリングリスト案内の制作者氏名の追加
(5) 若干のサイトの削除 

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【 社会労働関係リンク集 】
http://oisr.org/links/toc03.html
 
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(追加したサイトとその解説)

(1) INDIAN NATIONAL TRADE UNION CONGRESS (00.4.12追加)

(2) 建設総連東京都連 (00.4.12追加)
 1961年に設立、15組合、約15万人の組合員が加盟。概要、活動内容、専門部案内、
加盟組合紹介など。

(3) 神奈川県職員労働組合(自治労連)(00.4.12追加)
 県庁内8500人の組合員により構成されている。最新のニュース、県職労の紹介・歴
史、シンポジウム案内、政策活動など。

(4) 神奈川県央コミュニティ・ユニオン(00.4.7追加)
 労働相談案内、組合紹介、日産リストラに反対する声明。

(5) 民放労連クロステレビ労働組合(00.4.7追加)
 組合結成宣言、組合参加への呼びかけ、組合ニュース、活動予定など。

(6) ほるぷ労働組合(00.4.7追加)
 「ほるぷ」は、99年12月に自己破産を申し立て、全社員を解雇した。「解雇撤回」
「雇用確保」「会社再建」の闘いについて。ほるぷ再建のための事業活動も紹介して
いる。

(7) 東京西部一般労働組合白木屋分会(00.4.7追加)
 白木屋・魚民を経営するモンテローザで働く女性労働者によって結成された組合。
労基法違反、不当労働行為問題など。

(8) 労働運動、学生運動、沖縄問題(竹田誠)(00.4.2追加)
 労働運動、学生運動、沖縄問題などのメッセージ・論評。

(9) 検数労連(全国検数労働組合連合)(00.3.31追加)
 外国貿易の「第三者証明機関」としての検数業務にかかわる労働者の組合。「検数
とは」、「トピックス」(主に団交・活動報告)など。

(10) 兵庫労連(00.3.31追加)
 兵庫県労働組合総連合。全労連の地方組織。役員・傘下組合名簿、機関誌『兵庫労
連』、結成10年記念誌など。

(11) 全国一般東京労組南部(00.3.31追加)
 個人加盟を原則にした地域合同労働組合。東京南部地区の中小企業で働く約2700人
の労働者が加盟している。「あなたの職場を見直してみましょう」、活動スケジュー
ル・報告、集会情報、2000年春闘、関連労組・組合リンクなど。

(12) 日本労働弁護団(00.3.31追加)
 総評弁護団として1957年に設立された。89年に日本労働弁護団になる。現在会員数
1400人。労働相談ホットラインの案内、相談例、提言、立法情報、講座・集会案内、
『季刊 労働者の権利』の目次など。労働者の雇用と権利に関して豊富な情報を提供
している。

(13) 廣川書店労働組合 (00.3.21追加)
 組合員の解雇をめぐる裁判闘争の解説・経過報告が内容の中心。

(14) 日立共同要求提出争議団 (00.3.21追加)
 日立で起こっている思想差別や組合対する不当労働行為に関する争議の情報を一ヵ
所に集めたサイト。争議のあらまし、パンフレットをWEB上でみることができる。

(15) 全労連全国一般神奈川地本(00.3.19追加)
 「労働問題に関するミニ知識」、「首切りを退ける10ヶ条」、「横浜地区協の
ページ」など。ブラウザによっては見えにくいページがあるが、現在対応中とのこ
と。

(16) 東京都教職員組合豊島支部(00.3.19追加)
 活動報告、各専門部の活動、「としま通信」など。

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(URL・名称を変更したサイト)

(1) 広島大学教職員組合(00.4.12URL変更)

(2) 広島大学教職員組合歯学部支部(00.4.12URL変更)

(3) アビリティガーデン(生涯職業能力開発促進センター)(00.4.12URL変更)

(4) 高度ポリテクセンター(00.4.12URL変更)

(5) 全基連福島支部(00.4.12URL変更)

(6) 大分県高等学校教職員組合(00.4.7URL変更)

(7) トヨタ自動車労組(00.4.4URL変更)

(8) 現在重工業労働組合(Hyundai Heavy Industries Worker's Union)
(00.4.4URL変更)

(9) Joong-Ang Ilbo(中央日報)(00.4.4URL変更)

(10) 国際自由労連(ICFTU)(00.4.4URL変更)

(11) 電力総連(00.4.3URL変更)

(12) JAM (Japanese Association of Metal, Machinery, Manufacturing
Workers(00.4.3URL変更)
 
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【 スタッフ個人サイト 】

★ スタッフ個人サイト ★
http://oisr.org/links/toc04.html

○個人サイトの近況○

□二村一夫著作集(http://oisr.org/nk/)

 リブロ電子工房に古い論文のテキストファイル作成をお願いしたこともあって、こ
の1ヵ月間で新たに9本の論文を掲載することができました。
 「明治40年の足尾暴動について」は口頭報告を文章化し1958年11月に『労働運動
史研究』に発表したものですが、私の最初のちょっと思い出深い論文です。あとは
『岩波講座 日本歴史』に書いた労働史の通史、それに研究史関連の論稿などです。
 このほか主要論文4本ほどについて、プロに依頼して校正し、訂正の上再掲載しま
した。また、オンライン連載の『高野房太郎とその時代』は第7回「文明開化の子」
を書きました。ちょっと尻切れトンボの感はありますが、これで彼の長崎時代を終わ
り、舞台はいよいよ東京に移ります。
 なお、新学期なので、トップページのデザインをいくらか変え、更新履歴を独立さ
せました。そこからは、本サイト開設当初のものを見ることができます。

□「五十嵐仁ホームページ」(http://oisr.org/iga/home.htm)

 3月13日、3月21日、3月27日、4月4日、4月11日に更新しました。身辺雑記、贈っ
ていただいた図書の紹介や感想、政局等へのコメントなどを掲載しています。HPで
3回連載した「韓国訪問記」を一つにまとめて、アップしました。

□ソキウス(野村一夫)(http://socius.org)

 ソキウスがVersion 7.3になりました。今回は「健康の批判理論序説」全70枚を公
開しました。ここ数年、医療周辺について共同研究をしてきまして、あれこれ揺れて
きたのですが、これですっきり自分の方向性を決めました。あとは真っ直ぐ進むだけ
です。
 また、三年ぶりにトップページのデザインを変更しました。カラー・コーディネー
ションはそのままですが、フォントを小さくしたりしてスクロールを減らしました。

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*

【 研究所刊行物 】
http://oisr.org/pub/toc05.html

『大原社会問題研究所雑誌』

2000年4月号予告を掲載。(00.3.3)

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*

【 英語版 】
http://oisr.org/english/toc06.html


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Links to Labor and Social Websites in Japanにつぎのサイトを追加し、あるい
はURLを訂正しました。
http://oisr.org/links/elinks.html

(1) Japanese Electrical, Electronic and Information
Unions(JEIU)(00.4.12URL変更)

(2) Labour Lawyers Association of Japan(LLAJ)(00.4.1追加)

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英語版その他

(1) People at the Ohara Instutute for Social Research (00.4.1掲載)

(2) 英文トップページを新デザインに変更 (00.4.5)

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【社会問題研究リソース】
社会問題研究に関するさまざまな基本文献やインターネット上のリソースを提供す
る研究案内です。
http://oisr.org/sp/index.html

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**

【レッスン】
OISR.ORG作成の舞台裏をお見せします。社会科学系サイトの水準向上のために、とも
に学び、ともに悩みます。OISR-Watch 連載のコラムもここで順番に読めるようにし
ました。
http://oisr.org/lesson/index.html

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【OISR-WATCH】
OISR-WATCHの 最新号・バックナンバーと、掲載コラムを著者別に見ることができま
す。
http://oisr.org/watch/index.html

(1) OISR-WATCHのページに15号とコラムを掲載。(00.3.13)

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【OISR.ORG全文検索】
http://oisr.org/cgi-bin/namazu.cgi


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△▽△▽△▽△▽△▽△▽ O I S Rコ ラ ム △▽△▽△▽△▽△▽△▽
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なお、コラムのバックナンバーは、
http://oisr.org/watch/index.html
で見ることができます。

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ウェッブ・スタイリストの生活と意見[15]

やはりトップページはむずかしい

                                野村一夫

 3月末に自分の個人サイト「ソキウス」(http://socius.org)のトップページを
大幅に改修しました。タグの変更などは日常的に変えていますが、全体のレイアウト
原則を変えたのはほぼ三年ぶりです。下位のページとの関係があるので、なかなか
トップはいじりにくいものなんです。
 これまでのソキウスのトップページは典型的な第1世代のオーサリングでして、縦
長のレイアウトでだらだら流れるものでした。私は一覧性にこだわりをもっていまし
て、かなり長いスクロールが必要でした。もちろんクリックだけであちこち飛べるよ
うにしてありますが、なかなか気づいてもらえなかったようですね。
 じつはその前に「大原デジタルライブラリー」(http://oisr.org/dglb/)のレイ
アウトを改編しまして、それでちょっと思いつきでやってみたのです。こういうこと
はヒマなときにやるものですが、案外締切であたふたしている合間にやりたくなるも
の。まあ、試験直前の学生さんたちの立ちふるまいを笑える立場ではないです。
 というわけで、全体をテーブル仕様にし、説明のフォントを小さくして、なるべく
コンパクトにしてみました。ちょっと老眼には辛くなりましたが、一般の企業サイト
や検索サイトもフォントをスモールにしているので、ブラウザで調節してもらうとい
うことにしました。
 一般にトップページのデザインについては、好みが大きく分かれます。できるだけ
シンプルにして構造をはっきり意識させるようなデザインにするか、それともコンテ
ンツの詳細をこと細かく説明して賑々しい印象にするか。この選択は意外に難問で、
これしだいでサイトの運営方法が左右されてきます。
 選択すべき大きな軸はふたつあります。ひとつは「シンプル」にするか「饒舌に語
るか」の選択です。説明の度合いの取り方を大きくするか小さくするかです。ふたつ
めは「構造的」にするか「動態的」にするかの選択です。サイトの表現に時間軸をど
の程度取り入れるかの選択です。この二つの軸は似ていますが、じっさいにはかなり
異なります。
 シンプルにするか饒舌にするかは、ウェッブマスターの好みのはっきりでるところ
で、それゆえ個人ページでは最初のスタイルがそのまま維持されるケースが多いよう
です。私の場合は少なくともネット上では口数が多い方ですのでシンプルにはなりま
せん。しかし饒舌に説明すると、急ぎ足のビジターにはうるさく感じられます。まさ
に五月の蠅のようにジャマなのです。逆にシンプルにするとオシャレ度が増すのです
が、怖がり屋さんの初心者はなかなかクリックしてくれません。また、クリックした
先が思い通りのものでないときは、元に戻って選択し直すことになるわけで、意外に
ムダが多いものです。
 そして第二の軸。まず構造的に構成するやり方は一見まっとうなやり方ですが、コ
ンテンツが増えてきますと、それだけで「なにがなにやら」状態になります。ソキウ
スの場合も、書き物をどんどん追加していますので、それらを一通り形式論理的に提
示すると、どこに焦点があるのかがわからなくなります。
 それに対して、動態的にやるやり方というのは、いきなりトップページに最新のも
のが提示されるスタイルで、これはこれで最新のコンテンツだけを読む「日記物」な
どには適しています。当研究所では「五十嵐仁ホームページ」
(http://oisr.org/iga/home.htm)がそれで成功していますし、ソキウスのおかれ
ているhonya.co.jpのコンテンツである廣瀬克哉さん(法政大学教授)の "ALMOST
DAILY honya"
(http://www.honya.co.jp/contents/khirose/daily/index.html)もいきなり最
新コンテンツにでます。あるいはトップにWhat's Newの項目がずらっと並んでいる企
業サイトも動態的といえるでしょう。ただし、これはこれで複数コンテンツが同時並
行的に進行しているサイトには使いにくいところもあります。読者が全体の見取り図
を描けないのでは、おつきあいもその場かぎりになりがちです。
 さて、問題はメンテです。シンプルなのはメンテが楽です。しかし、トップページ
に来た人は変化を感じないので新しいところに来てくれません。トップがシンプルだ
と、第二水準のページに中心が移ります。たとえば、トップページにリンクされなく
なって、各コーナーのところに直接リンクが張られることになります。もちろんこれ
はこれで意味があるのですが、他のコーナーの更新に読者は気づかないままになりま
す。トップページを動態的にしておくメリットは、そういう人をていねいにナビゲー
トできることでしょう。そのかわりメンテがたいへんになります。毎日か毎週か、こ
まめに更新する必要があります。ある程度ホスピタリティというものが必要ですか
ら、ある程度はきちんと文章にすることが大事です。そうでないと官僚的に感じてし
まうものです。
 というわけで、今回の改編はこのあたりの落としどころを探ってみたものでした。
しかし結局、それぞれについて妥協するしかないというのが結論。やはりトップペー
ジはむずかしい。試行錯誤はつづきます。
 じつはOISR.ORGのトップページのデザインもまもなく変わります。ここに書いたこ
とは、それについてメーリングリスト上で議論したことでもあります。より使いやす
いページにしたいと考えています。今月中にはなんとかなるでしょう。

参考文献
(1)上木真一ほか『Web制作の仕事術』毎日コミュニケーションズ。
(2)Raymond Pirouz『INTERNETびっくりHTMLデザイン』エムディエヌコーポレー
ション。
(3)デビッド・シーゲル『WEBサイト・デザイン(改訂版)』日経BP社。

(のむらかずお・兼任研究員・社会学)

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◇○◆●◆◇○◆●◆◇○◆●◆◇○◆●◆◇○◆●◆◇○◆●◆◇○◆●◆
編集後記

□新年度が始まり、あっという間に10日以上過ぎてしまいました。ほぼ1ヶ月ぶりの
OISR-WATCH発行です。新年度に合わせて、Webサイトのデザインを更新する計画が
あり、いろいろな案が出され、所内で議論されました(野村研究員のコラムを参
照)。トップページのデザインの変更はまだ行われていませんが、一部のページのデ
ザインや背景色が新しくなりました。トップページも近日中に新デザインに移行する
予定です。

□99年度に社会労働関係リンク集に追加されたサイトの数を数えたところ、約200に
なりました。その大部分が労働組合・労働関連サイトです。労働運動内部でインター
ネットが有効なメディアとして認識されてきたことを反映して、この1-2年の間に労
働分野のWEBサイト急速に増加しているようです。今後も、利用者がリンク集を通
じて労働運動の現状を把握できるように、リンク集を整備していきたいと思います。
もし、ご存知の組合サイトで社会労働関係リンクに掲載されていないサイトがありま
したら、ご一報頂けると幸甚です。

(文責:鈴木玲)
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〔2000年4月13日開始、担当・鈴木玲〕


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