OISR.ORG へようこそ 法政大学大原社会問題研究所
 
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No.5 1999年6月25日発行

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★OISR-Watchは法政大学大原社会問題研究所の公式サイト "OISR.ORG"
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=========================== 目 次 ==============================
【ニュース】
◆『日本労働年鑑』第69集発売のお知らせ(編集長 五十嵐 仁)
◆大原デジタルライブラリーがYahoo! Japan 「今週のオススメ」に紹介される。

【新着一覧(1999年6月11日〜6月25日)】
◆研究所情報
◆大原デジタルライブラリー(電子図書館・資料館)
◆社会労働関係リンク集
◆スタッフ個人サイト
◆研究所刊行物
◆英語版

【OISRコラム】
◆社会・労働関係サイト探検(4) (名誉研究員 二村 一夫)
◆ウェッブ・スタイリストの生活と意見[4](兼任研究員 野村 一夫)
◆「大原社研まどぐち日記 その1」(所員 遊座 圭子)

【編集後記】

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【ニュース】【ニュース】【ニュース】【ニュース】【ニュース】【ニュース】

◇◇◇◇◇◇◇『日本労働年鑑』第69集発売のお知らせ◇◇◇◇◇◇◇

日本労働年鑑編集長 五十嵐 仁

1920年以来毎年(戦時中10年間を除く)、大原社会問題研究所から刊行さ
れている『日本労働年鑑』の99年度版が、6月25日に刊行されます。本書
は、1998年1年間の日本の社会・労働問題および運動の動向、それらとか
かわる政治動向、労働・社会政策などを中心に、できるだけ客観的に記録した
日本唯一の労働年鑑です。

 本書が対象としている1998年は、金融システムの不安定化、財政再建問
題、戦後最大の不況など金融・経済問題で大きく揺れ、7月の参院選が焦点と
なりました。97年末の新進党の解党によって誕生した6つの新党は、参院選
に向けて態勢を整え、いくつかの新党は民主党に合流しました。参院選では経
済失政を問われた自民党が惨敗し、橋本首相の辞任によって小渕新政権が誕生
したのは、ご存じの通りです。
 日本経済は、前年からの景気後退がさらに深まり、これまでにない厳しい状
況になりました。雇用情勢も急速に悪化し、雇用者数が戦後初めて前年を下回
り、完全失業率も過去最高を記録してアメリカに並びました。雇用・労務慣行
も変容しつつあり、早期退職優遇制度による雇用削減や成果主義型賃金制度の
導入なども進められています。
 労働政策では、改正労働基準法が成立して裁量労働制の大幅な導入への道が
開かれました。改正労働者派遣法も国会に上程されましたが、結局、継続審議
になりました。労基法改定問題では、当初、改定反対で連合や全労連の足並み
がそろい、連合も大衆行動に取り組みましたが、その後修正案をめぐって見解
が分かれ、最終的に連合は賛成に回りました。このような98年の日本を、本
書は対象としています。

 この第69集も、12年前から採用した5部構成をとっています。すなわち、
序章と特集を別にして、全体を、(1)労働経済と労働者の生活、(2)経営労
務と労使関係、(3)労働組合の組織と運動、(4)労働組合と政治・社会運動、
(5)労働・社会政策の5部に分けています。
『日本労働年鑑』の詳しい目次については、
http://oisr.org/nenkan/nenkan69.html#mokuji
をご覧下さい。

  特集では、「国際労働組合運動の50年」が取り上げられています。この特
集は、第2次世界大戦後における国際労働組合組織の歴史と現状をテーマとし、
国際自由労連、世界労連、国際労連などの活動を振り返り、これらの組織と日
本の労働組合との歴史的な関わりについても明らかにしています。また、89
年のソ連・東欧の激変以降における国際労働組合組織の動向についても、詳し
い情報が提供されています。このほか、これまであまり知られていなかった、
国際自由労連のアジア・太平洋地域組織、国際産業別組織、経済協力開発機構
の労働組合諮問委員会、先進国労働組合指導者会議(レイバーサミット)など
についても、役に立つ情報が提供されています。

 1999年2月9日は、大原社会問題研究所の創立80周年に当たります。
またこの年は、法政大学との合併50周年の記念すべき年でもあります。創立
記念日には、創立80周年・合併50周年記念事業として、大原デジタルライ
ブラリー(電子図書館・資料館)を開設し、インターネットによる所蔵図書・
資料の公開という新しい分野に乗り出しました。過去から未来へ、80年の歴
史をふまえて、研究所の活動は新たな地平を切り開きつつあります。

 なお、当研究所では、本年鑑に関連する資料や論文を、当研究所の月刊誌『大
原社会問題研究所雑誌』に収録しています。本年鑑とともに、活用していただ
ければ幸いです。
(いがらし じん・専任研究員)
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『日本労働年鑑』第69集(1999年版)
法政大学大原社会問題研究所 編
旬報社 刊
定価 15,000円+消費税
全国書店で販売中

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◇◇大原デジタルライブラリーがYahoo! Japan 「今週のオススメ」に紹介される。◇◇

Yahoo! Japan 「今週のオススメ」(6月14日号)に http://www.yahoo.co.jp/picks/990614.html
大原デジタルライブラリーが紹介された。デジタルライブラリーの概要に加え、
「創立50周年や100周年の記念に校舎を建てたり学部を増やしたりする大学は多いが、
電子図書館を開設したというのは日本で初めてだろう。リアルな世界にではなく、バーチャル
な世界にアニバー サリーの碑を打ち建てた同研究所の見識に敬意を表したい」というコメント
をいただいた。

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【1999年6月11日〜6月25日】
    新 着 一 覧
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        △▼△▼△ 新着情報 △▼△▼△


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【 研究所情報 】
http://oisr.org/about/toc01.html

★OISR-WATCH NO.4"を掲載(99.6.12)

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【 大原デジタルライブラリー(電子図書館・資料館) 】
http://oisr.org/dglb/index.html
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★ E-Textリンク集 ★ (WWW上に存在する社会・労働関係のE-Textへのリ
ンク集につぎの論文へのリンクを加えました)
http://oisr.org/sp/etextlink.html

(1) 在日朝鮮人台湾人参政権「停止」条項の成立
―在日朝鮮人参政権問題の歴史的検討(1)―(水野 直樹)(99.6.22追加)

(2) 在日朝鮮人・台湾人の参政権「停止」条項の成立(続)――在日朝鮮人参政
権問題の歴史的検討(2)――(水野 直樹)(99.6.22追加)

(3) 在満朝鮮人親日団体民生団について(水野 直樹)(99.6.22追加)

(4) 戦時期の植民地支配と「内外地行政一元化」(水野 直樹)(99.6.22E追加)

(5) 京都における韓国・朝鮮人の形成史(水野 直樹)(99.6.22E-Textリンク集に
追加)

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★ 『大原雑誌』書評欄 ★ (電子図書館の『大原社会問題所研究所雑誌』
書評欄オンライン版につぎのファイルを追加し、収録数は 6月22日に200点に達しました。)
http://oisr.org/shohyo/

◎掲載書評数が増えたため、書評データベースを新たに設けました。著者名、
評者名、書名(その一部でも)、また件名で検索できます。
http://oisr.org/kensaku/shohyodb.html

(1) ジュリアン・ジャクスン著/訳者代表:向井喜典『フランス人民戦線史──民主主義
の擁護,1934−38年』評者:相沢 与一(99.6.22掲載)

(2) 全日本民間労働組合連合会『連合「組織方針」作成に向けた中間報告・産業別
組織の機能の現状調査報告書』評者:浅見 和彦(99.6.22掲載)

(3) 西村豁通著『現代社会政策の基本問題』評者:高田 一夫(99.6.21掲載)

(4) 篠田徹著『世紀末の労働運動』評者:手島 繁一(99.6.21掲載)

(5) 戸塚秀夫/中村圭介/梅澤隆著『日本のソフトウェア産業――経営と技術者』評
者:八幡成美(99.6.21掲載)

(6) 氏原正治郎『日本の労使関係と労働政策』、同『日本経済と雇用政策評者:舟橋
 尚道(99.6.21掲載)

(7) 熊沢誠『日本的経営の明暗』評者:平井 陽一(99.6.21掲載)

(9) 岡本秀昭編著『国際化と労使関係――日本型モデルの含意』評者:亀山 直幸
(99.6.21掲載)

(10) 田坂敏雄編著『東南アジアの開発と労働者形成』評者:小林 英夫(99.6.21掲
載)

(11) 乾彰夫著『日本の教育と企業社会』評者:元島 邦夫(99.6.21掲載)

(12) 多田吉三著『日本家計研究史』評者:伊藤 セツ(99.6.20掲載)

(13) 舟橋尚道著『経済環境と労使関係』評者:小野 恒雄(99.6.20掲載)

(14) 沖縄タイムス社編『50年目の激動――総集 沖縄*米軍基地問題』評者:高野
和基(99.6.20掲載)

(15) 寄本勝美著『自治の形成と市民――ピッツバーグ市政研究』評者:高野 和基
(99.6.20掲載)

(16) 鈴木徹三著『片山内閣と鈴木茂三郎』評者:吉田 健二(99.6.20掲載)

(17) 南佐久農民運動史刊行会編『南佐久農民運動史(戦後編)』評者:大野 節子
(99.6.20掲載)

(18) 児玉勝子著 「十六年の春秋――婦選獲得同盟の歩み』評者:大野 節子
(99.6.20掲載)

(19) 井上雅雄著『日本の労働者自主管理』評者:下田平 裕身(99.6.20掲載)

(20) 戸木田嘉久著『現代資本主義とME化』評者:鷲谷 徹(99.6.20掲載)

(21) 佐藤一著『戦後史検証 一九四九年――「謀略」の夏』評者:高野 和基
(99.6.18掲載)

(22) 宮島喬/梶田孝道編『統合と分化のなかのヨーロッパ』評者:佐伯 哲朗
(99.6.18掲載)

(13) I.ブルマ著・石井信平訳『戦争の記憶──日本人とドイツ人』評者:高野 和基
(99.6.18掲載)

(14) 小林謙一・川上忠雄編『韓国の経済開発と労使関係』評者:滝沢 秀樹(99.6.18
掲載)

(15) 小林謙一編著『病院ケース・スタディ−−看護マンパワーの雇用管理と公共政
策』評者:井上 信宏(99.6.17掲載)

(16) 佐口和郎著『日本における産業民主主義の前提−労使懇談制度から産業報国
会へ』評者:三輪 泰史(99.6.17掲載)

(17) Michae1 Lewis(マイケル・ルイス)著Rioters and Citizens : Mass Protest in
Imperial Japan(『暴徒と市民−−帝国日本における大衆的抗議』)評者:アンドリュ
ー・ゴードン(Andrew Gordon)(99.6.16掲載)

(17) Mary SasoWomen in the Japanese Workplace(メアリー・サソ 著 『日本企業で働
く女性』評者:アンドリュー・ゴードン(Andrew Gordon)(99.6.16掲載)

(18) E.Patricia Tsurumi Factory Girls : Women in the Thread Mills of Meiji Japan
(パトリシア・ツルミ著『女工:明治日本の製糸・紡績工場の女たち』評者:アンドリュー・
ゴードン(Andrew Gordon)(99.6.16掲載)

(19) Rashid Amjad(ed.)"To the Gulf and Back:Studies on the Economic Impact of
Asian Labour Migration評者:石井 知章 (99.6.16掲載)

(20) 嶺学著『労働の人間化を求めて』評者:菊野 一雄(99.6.16掲載)

(21) 清家篤著『高齢者の労働経済学――企業・政府の制度改革』評者:町田 隆男
(99.6.16掲載)

(21) 国武輝久著『カナダの労使関係と法』評者:秋田 成就(99.6.15掲載)

(22) 手塚和彰著『労働力移動の時代』評者:鈴木 宏昌(99.6.15掲載)

(23) 江口英一編『日本社会調査の水脈 ─―そのパイオニアたちを求めて』評者:徳
永 重良(99.6.15掲載)

(24) 荻野富士夫著『北の特高警察』評者:大野 節子(99.6.13掲載)

(25) 上原章三・増岡敏和編『一燈を凝視めて――赤木健介拾遺集』評者:大野 節
子/赤木健介遺稿集編纂委員会編『赤木健介追悼集』評者:大野 節子/塚平広志・
相波三郎『伊那谷を花咲く大地に―農民解放の先駆者鷲見京一の歩んだ道』評者:
大野 節子(99.6.13掲載)

(26) 阿部五郎・後藤太刀味著『探索・近代山形の社会主義運動』評者:吉田 健二
(99.6.13掲載)

(27) 師岡武男・仲衛監修・編著『証言構成:戦後労働運動史』評者:吉田 健二
(99.6.13掲載)

(28) 後房雄編著『大転換−−イタリア共産党から左翼民主党へ』評者:福田 富夫
(99.6.13掲載)

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【 社会労働関係リンク集 】
http://oisr.org/links/toc03.html

★ 社会・労働関係リンク集 ★ 
(つぎのサイトを追加し、あるいはURLを訂正しました。)

(1) 女性の歴史と未来館(99.6.24追加)

(2) 知多地方教職員労働組(99.6.24追加)

(3) スワジランド労働組合連盟(99.6.22URL変更)

(4) サンマリノ労働連盟(CSDL)(99.6.22URL変更)

(5) ポルトガル労働総同盟(CGPT)(99.6.22URL変更)

(6) アメリカ教員連盟(AFT)(99.6.22URL変更)

(7) イギリス大学教員組合(AUT)(99.6.22URL変更)

(9) 大学教員組合(スコットランド)(99.6.22URL変更)

(10) アメリカ通信労働組合(CWA)(99.6.22URL変更)

(11) アメリカ ホテル・レストラン従業員組合(HERE)(99.6.22URL変更)

(12) ルーマニア(FRATIA)(99.6.22URL追加)

(13) ポルトガル(UGT)(99.6.22URL追加)

(14) Gosudarstvennaia Publichnaia Istoricheskaia Biblioteka (99.6.21URL変更)

(15) Institut Emile Vandervelde(99.6.21URL変更)

(17) Centre de Recherche d'Histoire des Mouvements sociaux et du
Syndicalisme(99.6.21URL変更)

(18) Maison des Sciences de l'Homme(99.6.20URL変更)

(19) Hyperlinks to trade unions(99.6.20URL変更)

(20) ハワイ大学労働問題教育研究センター Center for Labor Education &
Research(99.6.20URL変更)

(21) プリンストン大学労使関係図書館(Industrial Relations Library)(99.6.20URL
変更)

(22) Labor-Management Documentation Centerコーネル大学(99.6.20URL変更)

(23) Archif Wleidyddol Gymreig (Welsh Political Archive) (99.6.20URL変更)

(24) Fondazione Luigi Micheletti(99.6.20URL変更)

(25) Sozialwissenschaftliche Studienbibliothek(99.6.20URL変更)

(26) Archiv und Bibliothek der sozialen Demokratie(Friedrich-Ebert-Stiftung)
(99.6.20URL変更)

(27) Lenin Museo(99.6.20URL変更)

(29) 一宮市教職員労働組合のホームページ (99.6.18追加)

(30) 茨城大学教職員組合ホームページ(99.6.17追加)

(31) 4コマまんがホームページ(99.6.16追加)

(32) 東京大学社会科学研究所(日本語版)(99.6.16追加)

(33) 三菱樹脂労働組合(NET-Hato)(99.6.15追加)

(34) 中島地方教職員労働組合(99.6.15 URL変更)

(35) 家具の大正堂分会(99.6.14URL変更)

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【 スタッフ個人サイト 】

★ スタッフ個人サイト ★
http://oisr.org/links/toc04.html

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○個人サイトの近況○

□二村一夫著作集(http://oisr.org/nk/):書評欄の制作など諸事情が重なって、まだ手
が着きません。次回までには更新開始のお知らせをしたいと思っています。

□「五十嵐仁ホームページ」(http://oisr.org/iga/home.htm)は更新を頻繁に行って
います。 

□"Akira Suzuki's Japan Labor Information"(http://oisr.org/aki/)は、"Akira
Suzuki's Japan Labor Research Information"に名称を変更しました。また、「最近出版
された労使関係文献(日本語)の英文紹介」を追加しました。

□小関隆志のページ(http://oisr.org/koseki/)は最近更新はありませんが、近いうち
に新たな情報を追加するとのことです。

□ソキウス(野村一夫)(http://socius.org)は更新を頻繁に行っています。

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【 研究所刊行物 】
http://oisr.org/pub/toc05.html

★ 『日本労働年鑑』 ★
『日本労働年鑑』第69集(99年版)概要・目次 を掲載。(99.6.25)

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【 英語版 】
http://oisr.org/english/toc06.html

★今回は、情報の追加はありませんが、
日本の労働運動・労使関係英文リストは継続して更新しています。


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△ ▽△▽△▽△▽△▽△▽ O I S Rコ ラ ム △▽△▽△▽△▽△▽△▽
このコーナーは、当研究所関係者のコラムを掲載します。今回は、二村一夫
名誉研究員、野村一夫兼任研究員、遊座圭子所員の記事を掲載します。
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社会・労働関係サイト探検(4)
                            二村 一夫

 今回は、IALHI加盟機関で注目すべきサイトについて紹介する予定であった
 が、研究機関ばかり続くので予定を変更し、LabourStart
http://www.labourstart.org/
を探検しよう。

 このサイトは、The Labour Movement and the Internet; the New
Internationalism(労働運動とインターネット−−新たな国際主義)の著者で
あるエリック・リー(Eric Lee)が運営しているもので、世界の労働運動家が
インターネットに接続するとき、まず最初にアクセスする「ホームページのホ
ームページ」を目指して制作、運営されている。
 はじめはカナダの公務員組合(CUPE=Canadian Union of Public Employees)
が運営するSolinetにサーバーを置き、リー自身はイスラエルのキブツで働き
ながら、その維持管理をおこなっていた。しかし、昨年の6月にリーはロンド
ンに移り、Labour and Society Internationalを本拠にこのサイトの運営に専
念するようになった。

このサイトではToday's labour news として世界各国の労働運動の動向が、
さまざまな新聞記事や独自の取材で提供されている。なかでもLabourStartが
力を入れているのは韓国の労働運動の動向で、特別取材によるニュースも提供
されている。

このほか、アマゾンと提携して労働関係の文献やビデオが紹介され、その場で
購入することも出来る。国別に分類されているので、最新の労働関係文献につ
いて知りたいなら、いきなりamazon.com に行くより、このサイトで見た方が
効率的である。

また、Labour Website of the Week は、いわば毎週のお勧めサイトの紹介で
ある。このほか Webmasters' Forum 、 Urgent Actions 、労働関係リンク集
のリンク集である Directory of Directories など多彩な内容からなり、世界
の労働運動サイトへの最高の道案内となっている。

なお、現在、同サイトにアクセスすると、いきなり真っ黒な画面があらわれる。
これは、天安門事件10周年に際し、事件の犠牲者に対する追悼の意を表するた
めであるという。

問題はアクセス数が多いためか、かなり重い場合があることで、そうした時に
は、つぎのミラーサイトを試していただきたい。
http://members.tripod.co.uk/labourstart/index.html

ところで、このサイトは世界の労働組合運動サイトへの最適のgatewayだが、
残念ながら日本に関するニュースやリンクはないに等しい。これは制作者も意
識しており、ごく最近エリック・リーから オンラインNewsletterの日本の読
者に向け、英語でのニュース提供の呼びかけがあった。関心のある方は彼のメ
ールを転送しますので、nk@oisr.org 宛てにご連絡ください。

また、Eric Lee の著書 The Labour Movement and the Internet; the New
Internationalism については、『大原社会問題研究所雑誌』478号(1998年
9月)でやや詳しい紹介をしました。これは、私の個人サイトでも読むことが
出来ます。

以上

(にむら かずお・名誉研究員)

◇○◆●◆◇○◆●◆◇○◆●◆◇○◆●◆◇○◆●◆◇○◆●◆◇○◆●◆
ウェッブ・スタイリストの生活と意見[4]採点される採点官
野村一夫(兼任研究員)

 タグのつけ方にも作法があります。たんにブラウザで表示できればいいとい
うのであれば泥縄でもできますし、Wordなどで自動生成することもできます。
けれども、見た目の表示はできているようでも、サーチエンジンの送りこむロ
ボットはそれを正しく読むことができません。大きな字にしたいためにH1タグ
をつけてあれば、ロボットはそれを論理的に第一水準の見出しと判断してイン
デックスを作ってしまいます。そのため、検索する人のもとにはゴミとしか思
えないようなページばかりがリストアップされることになるのです。
 OISR.ORG では、徐々にですが、W3C の HTML4.0 Transitional に準拠したペ
ージづくりに切り替えています。HTML4.0 はウェッブにかかわるあらゆる人び
とや組織が準拠すべき規準として討議され提起された仕様書です。ブラウザも
これに準拠することになっています。この「HTML4.0仕様書」のボランティア
による日本語訳がhttp://www.asahi-net.or.jp/~sd5a-ucd/rec-html40j/にあ
りますから、一度アクセスしてみてください。これがもとのもとです。
 OISR.ORG では、公開の仕方(スタイル)についても先端的かつ洗練されたも
のをめざして、将来の社会科学系サイトの範となるものにしたいと願っていま
す。それには「正しいオーサリング」が必要です。ウェッブ・スタイリストが
日々スタッフのページに目を光らせ、タグのつけ方についてあれこれ文句をい
うのはそのためですが、では、そのスタイリストの作成したページは完璧なの
でしょうか。
 HTMLチェッカーというのがあります。それで OISR.ORG のトップページを検
証してみましょう。まずシェアウェアのチェッカーとして評判のある "CSE
HTML Validator v3.05" から(http://www.htmlvalidator.com)。結果は次のと
おりです。

[CSE] No errors or warnings were detected!
Number of lines checked: 120 in 0.33 seconds
Number of programs run: 191
Number of lines in HTML file: 128 (93.8% of lines checked)
Number of lines ignored: 8
Number of character entities: 1
Number of tags: 161
Number of closing tags: 131 (81.4% of tags closed)
Number of <% ... %> sections: 0
Number of HTML comments: 0
Number of validator comments: 1
Number of messages: 10
Number of errors: 0
Number of warnings: 0

 要するに、エラーはないが、改善の余地のあるところが計11あるとのこ
とです。「今回は許してやるが、ちょっと勉強せい」ということですね。

 つぎに有名なAnother HTML-lint
(http://openlab.ring.gr.jp/k16/htmllint/htmllint.html)にトップページを
チェックさせてみると、

http://oohara.mt.tama.hosei.ac.jp/index.html を HTML4.0 Transitional として
チェックしました。
58個のエラーがありました。このHTMLは 39点です。タグが 26種類 161組使われて
います。

 ということで、総合評価は「ふつうです」でした。いやはや、きびしい。正
しきHTMLへの道はまだまだ遠いといわざるをえません。くれぐれもスタッフは
精進するように。あ、私のことでしたか。

(のむらかずお・兼任研究員・社会学)

◇○◆●◆◇○◆●◆◇○◆●◆◇○◆●◆◇○◆●◆◇○◆●◆◇○◆●◆
(大原社研図書館のカウンター業務担当の遊座圭子さんにコラムを書いていた
だきました)

「大原社研まどぐち日記 その1」

<最近のニュース  研究所の華麗なる変身>

我が係にとって、カウンターは命ともいえるものである。そのカウンターの存
在が目立たないと、かねてより指摘されており、長年よい策を講じていたので
した。
最近、有能な係員からの発案もあり、思い切ってあるものだけでのレイアウト
替えをすることに・・・何かを買うのでもなく特別なことはしないけれど、カ
ウンターから机への動線や利用者が入って来たときの玄関としての広がり(視
界の拡大)など小さなところにこだわってみました。すると、正直ここまで差
がでるとは思えないぐらい効果があったのです。
1つの思いつきが元で、次々とアイデアが生まれ、一人がそうなると、他の人
にも伝染してまさに「3人よれば文殊の知恵」(うちの係は3人!)の言葉通り
になったのでした。
これは他係にも波及し、研究所全体が美しくなりました。いえ、これは身びい
きな感想で、まだまだ改善の余地はあるのですけど・・・

<さて日頃の研究所は・・・>

スタッフ編:
 研究員の方は堅苦しい研究内容とはうらはらにみなさん気さくです。飲むの
が好きな人、テニスが好きな人、水泳が好きな人。 職員は、女性比率が高く、
故に華やかです!!私自身、楽しく仕事をするのがモットーですがそれが実現
された恵まれた職場です。というわけで、所内は笑いに包まれています。
(詳細は、また後日・・・)

閲覧者編:
 様々の人が来館します。というのも当研究所は一般開放しており、紹介状を
持たないでも、目的がしっかりしている人なら自由に閲覧・複写ができるから
です。ですから、一緒に資料を探したりしていると連帯感が生まれ、それを元
に本などが誕生すると、うれしくなります(マスコミ関係者も意外に多く来館
するのです!)。かと思うと、少々短気な人がいたりします。毎日が波瀾万丈で、
刺激的ではあります。
本人編:
 異動して3年目。よくもわるくも独り立ちせねばならない時期にきています。
世間はリストラの嵐、人員削減は他人事ではありません。さて、一見子供っぽ
いので、閲覧者になめられる(?)こともありますが、私なりに日々、がんば
っています。夏休みぐらいに、今より職場に近いところに引っ越そうかと考え
ています。

(ゆうざ けいこ・研究所所員)

◇○◆●◆◇○◆●◆◇○◆●◆◇○◆●◆◇○◆●◆◇○◆●◆◇○◆●◆
編集後記

◇OISR-WATCH第5号をお届けします。研究所の主要事業の一つである『日
本労働年鑑』が発売になりました。研究所では、次年度年鑑についての検
討がすでに始まっています。

◇本号では、研究所の様子をお伝えするコラムも掲載しました。コラムに
あるように図書館のカウンターなどの模様替えを行いました。研究所は
少々不便なところにありますが、皆様も是非研究所をお訪ね下さい。多摩
キャンパス付近のすばらしい自然も満喫できると思います。

(文責:鈴木玲)
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  法政大学大原社会問題研究所 (http://oisr.org)

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〔1999年6月25日開始、担当・鈴木玲〕


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