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日本労働年鑑 第58集 1988年版
The Labour Year Book of Japan 1988

特集 「連合」の結成と労働戦線

「連合」の結成と労働戦線


4 総評左派、反主流派の方針

4 右翼労戦不参加金属機械労働組合連合会

 「右翼労戦不参加金属機械労組連絡会」は、八七年八月五日、常任幹事会で、「金属機械産業における連合反対勢力の結集をめざす方針」を決め、全国金属の「連合加盟」を当面凍結し、左派結集に努力し、総評解体に反対する方針を決め、加盟組合に呼びかけた。全国金属は大会で「連合」加盟を多数で決定したが、これに反対は四七票(約二○%)で、今後の同連絡会の動きが注目される。

 同連絡会の方針の大要は以下のとおりである。
 (1) 総評と全金のたたかう伝統を継続発展させる立場で労戦統一問題に対処する。
 (2) 「連合」はあまりにも同盟的であり、総評五項目も全金七項目も全く無視され、反共・労資協調・選別の露骨さは、とうてい職場の理解を得ることは不可能である。
 (3) 総評民間単産中一八単産は参加保留、あるいは反対し、参加しない方針であり、官公労を含めて連合による「全的統一」は事実上不可能である。
 (4) 総評労働運動の積極面を継承発展させようとする新しい動きが活発化している。全国金属はこれらの労働運動を発展させる上でもっともベターな対応を改めて追求する。

 (5) そのため「連合加盟」は、当面凍結し、いわゆる左派結集にむかって、中央・地方とも最大限の努力を行い、総評の解体に反対し、総評労働運動のすぐれた面を継承してたたかう。

 (6) 全国金属は、職場を基礎に徹底した大衆行動・大衆闘争を展開し、広く国民各層とも団結してたたかい、そのなかから「要求実現」に役立つ「全的統一」を展望する。

日本労働年鑑 第58集 1988年版
発行 1988年6月25日
編著 法政大学大原社会問題研究所
発行所 労働旬報社
****年**月**日公開開始


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