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日本労働年鑑 第24集 1952年版
The Labour Year Book of Japan 1952

第二部 労働運動

第二編 労働組合運動


第一〇章 主要な労働組合の現状

日本映画演劇労働組合

 70 日本映画演劇労働組合(日映演)
        港区芝新橋七ノ一二 芝(43)三三〇五
1、中央委員長  横田保(日映)
  副中央委員長 古屋伝(松竹)古賀聖人(大映)寺田昌業(東宝)
  書記長    中野忠夫(松竹)
2、一九四六年四月二八日結成 産別加盟
 五一年二月二七−二八日の第九回全国大会で産別・世界労連から脱退することを確認すると共に日映演を解散し、三月一日新たに映演労連を結成した。

 日映演解散宣言
 今や全日本の労働者が賃下げ、首切り、物価高の非常に困難な事態の中で、苦しい闘争を続けているとき、わが日本映画演劇労働組合は、過去における輝かしい闘争と、過去に犯してきた誤ちや偏向を心の底から自己批判し、全日本の映画演劇労働者の大同団結と戦線統一を目的として組合員の愼重な大衆討議の結果、日本映画演劇労働組合連合を結成するために、発展的に解散することを第九回全国大会の名において宣言する。

   一九五一年二月二八日
           日映演第九回全国大会
 組合員数(組合公称)四、二〇〇
 組織(六月末現在労働省調)
(支部名)   (組合数)     (組合員数)
 松竹支部     六       四、二六八
 東宝支部     三         五八八
 大映支部     六       一、二六五
 直結単位組合  三六       一、三五九
  総計     五一       七、四八〇
3、第二回中央委員会 二月三−四日
 産別を脱退すべきか否かをめぐって戦線統一問題に議論が集中されたが結局ふみとどまることに了解した。
「暴力の街」製作
 日本映画人同盟との共同製作になる「ペン偽らず」の映画化は、組合の自主製作として初の試みだけに注目されたが、「暴力の街」と改題し、多くの妨害を排して本庄町民も協力、遂に完成を見た。この映画は二月二六日から大映系で封切された。

第三回拡大中央委員会 六月八−一〇日
 集会禁止の直後で開催予定地を変更して行われた。当面の闘争方針は、賃金闘争、団協改悪反対、入場税反対、首切反対等について決定、又戦線統一についての具体化として次の様に決定した。

 一、映画演劇に従事する全労働者に戦線統一を働きかけてゆく。
 一、労働者の生活をまもり、日本映画の防衛のため戦線統一を訴える声明書を出す。
 一、各支部分会に統一委員会をつくり、具体的行動を開始する。
 一、戦線統一のため日映演は一切のゆきがかりをすてて努力する。
5、「映画演劇」月二回刊

日本労働年鑑 第24集 1952年版
発行 1951年10月30日
編著 法政大学大原社会問題研究所
発行所 時事通信社
2000年6月1日公開開始


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