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日本労働年鑑 戦後特集(第22集)
The Labour Year Book of Japan post war special ed.

第二篇 労働組合

第二章 主要なる労働組合


8 全日本機器労働組合

全日本機器労働組合(略称機器)

   (All Japan Machine and Tool Workers Union)

◇結成 昭和廿一年六月廿九日準備会設立

    昭和廿一年十月廿五日結成大会

◇組織 本部(廿三年夏現在)東京都杉並区馬橋四ノ四九五

    都道府県支部・分会

    支部、主な分会名(廿三年三月末)

名   称        組会員数

 東京 (分会数 115・ 組会員数20,054名)

    日立亀有        2,308

    小西六写真       1,100

    日立亀戸         800

    富士産業三鷹       800

    三菱重工業       1,600

    東京光学         700

    日本精工多摩       700

 千葉 (分会数  11・ 組合員数 2,595名)

    日立機器我孫子      772

 神奈川 (分会数 34・ 組合員数 12,135名)

    日本造船富士見      500

    日本精工藤沢      1,692

    ヂーゼル自動車菅     500

    日立製作川崎       504

    日本コロンビア      800

    東洋汽罐         500

    三菱化工機川崎      700

    日本内燃機寒川      500

 埼玉 (分会数 31・   組合員数 5,143名)

    新潟鉄工所        700

富士産業 873

 群馬 (分会数 29・   組合員数 4,129名)

    小島機械         506

    理研工業         750

 栃木 (分会数  9・   組合員数 2,192名)

    関東工業         875

    日本製鋼字都宮      577

    古河針業足尾       600

 茨城 (分会数  22・   組会員数 13,685名)

    日立製作日立      6,600

    日立製器水戸      1,000

    日立多賀        1,400

    羽田精器        1,100

 山形 (分会数  10・   組会員数 1,023名)

 青森 (分会数  12・   組合員数  716名)

 静岡 (分会数  34・   組合員数 8,000名)

    国産電気         694

    日立清水         855

    遠州織機         681

    芝浦工機         927

    鈴木式織機        895

 愛知(分会数 29・  組合員数 13,071名)

   豊   和    1,750

   三菱名古屋    1,400

   岡本工業     2,242

   名古屋造船    1,350

   特   軽     550

   大   隈    1,357

   愛知時計     1,339

   ワシノ精機     670

 新潟(分会数 15  組合員数 5,597名)

   大阪機械長岡    980

   新潟鉄工所長岡   640

   津上製作所    1,288

 岩手(準備会)(分会数1・ 組合員数500)

大阪(分会数 31  組合員数 3,248名)

日本冶金住吉      500

 石川(分会数 36・  組合員数7,148名)

   津田駒工場     673

   日本電気冶金    590

 兵庫(分会数 13・  組合員数 1,483名)

 富山(準備会)(分会数 2  組合員数4,895名)

   不二越鋼材   4,600

 佐賀(準備会)(不明)

 大分(分会数 4・  組合員数 658名)

 総計 18支部・108,182名

◇綱 領

 一、われわれは全日本の金属機械器具産業労働者の結集のために闘う

 一、われわれは労働者と労働組合の基本的権利たる団結権、罷業権の完全なる確立と、言論、出版、集会、示威運動の完全なる自由獲得のため闘う

 一、われわれは生活費を基準とする最低賃金確立のために闘う

 一、われわれは実質賃金の大幅引上げによる文明国民としての生活向上のために闘う

 一、われわれは奴隷的徒弟制並びに封建的賃金制を一掃するために闘う

 一、われわれは同等労働同等賃金のために闘う

 一、われわれは首切を前提とする資本家的産業合理化に反対し完全雇傭実現のために闘う

 一、われわれは統一的労働協約締結のために闘う

 一、われわれは休憩時間を含む八時間労働制獲得のために闘う

 一、われわれは一切の悪法、悪税を撤廃し完全なる労働立法獲得のために闘う

 一、われわれは資本家全額負担による失業保険を含む全般的社会保険制度確立のために闘う

 一、われわれは経営の民主化と技術の公開を計り労働者的産業復興のために闘う

 一、われわれは働く農民一般勤労市民との密接なる提携による民主戦線確立のため闘う

 一、われわれは労働戦線の統一と全日本産業別労働組合会議の強化を計り全世界の労働者と提携して自由と平和と搾取なき社会建設のために闘う

◇比較的中小工業の多いこの組合は、廿一年末から賃上げなどの要求と相まって、企業整備闘争を闘わねばならなかったが、その経験を通じて大産別組織の必要性を痛感し、全電工,全船、総同盟金属などによびかけて、大金属合同戦線の結成に進んでいる。

◇産別に加盟→全労連

日本労働年鑑 第22集/戦後特集
発行 1949年8月15日
編著 大原社会問題研究所
発行所 第一出版
2000年2月1日公開開始


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