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大原社会問題研究所五十年史

【電子復刻版】


復刻にあたって(オンデマンド出版版)

 本書は、法政大学大原社会問題研究所編『大原社会問題研究所五十年史』(法政大学大原社会問題研究所発行、1970年刊、非売品)をオンデマンド出版として復刻したものです。

 1919年2月に創立された大原社会問題研究所は、2001年2月には創立82周年を迎えました。 その研究所の長い歴史そのものが、しばしば研究対象とされることがあります。本書は、その際の重要な参考文献としての意味をもつものであります。しかし、非売品であったため、これまで広範な人たちの眼にふれる機会が乏しかったのも事実です。今回、復刻に踏み切ったのは、そのためでもあります。

 今回の復刻にあたり、当研究所所蔵の初版本を底本として、本体全217ページおよび口絵8ページを完全復刻いたしました。ただし本体装丁およびカバージャケットはオンデマンド出版での規格に即したものになっています。また、本復刻版刊行と同時に、本文のテキストデータを当研究所公式サイト OISR.ORG の「大原デジタルライブラリー」において公開する予定になっています。原本には索引が存在しませんが、こちらでは全文検索が可能になります(http://oisr.org)。

 本書は信頼すべきリファレンスのひとつになりうる資料ですが、しかし、若干の誤植および改訂を要する箇所がいくつか判明しています。また、研究文献そのものが増えていますので、本書を補完するものとして以下に提示しておきたいと思います。なお、誤植と事実の誤りと脱落については二村一夫・前研究員の指摘に拠ります。

■誤植

70ページ8行目 苦田 → 権田
141ページ8行目 常盤 → 常磐
155ページ13行目 沼田政治 → 沼田政次
169ページ13行目 大谷禎之助 → 大谷禎之介

■事実の誤りと脱落

18ページ9行目 九万円 → 十万円
18ページ最終行 天王寺 → 八王子
23ページ3行目 九万円 → 十万円
76ページ13行目に挿入 第三八回 一二月一一日 最近の統計に現はれたる世界経済 久留間鮫造
162ページ7〜8行目 国際社会史研究所 → 社会史国際研究所
180ページ8行目 社会問題研究者 → 歴史研究者
180ページ8行目 Large → Stephen S. Large

■大原社会問題研究所についての主要参考文献

(1)『大原社会問題研究所栞』1920年, 19p.[パンフレット]
(2)『大原社会問題研究所三十年史』(大原社会問題研究所)1954年4月, 188p.
(3)高野岩三郎「大原社会問題研究所」鈴木鴻一郎編『かっぱの屁――高野岩三郎遺稿集』(法政大学出版局)1961年4月, p.166-170. [『社会科学大辞典』(1930年5月)掲載の再録]
(4)大島清ほか「大原社研のころ」; 大内兵衞「大原社研入所のころ」江幡清編『回想 笠信太郎』(笠信太郎追悼集刊行会)1968年11月, p.61-93; p.305-310. [『回想 笠信太郎』(朝日新聞社)1969年7月にも所収]
(5)大島清「大原社会問題研究所の50年」『「社会運動の半世紀」展』(法政大学大原社会問題研究所)1969年5月, p.1-2. [展示会カタログ]
(6)大島清「大原社会問題研究所の50年」労働運動史研究会編集『日本労働運動の歴史と課題(労働運動史研究50号)』(労働旬報社)1969年6月, p.216-220.
(7)『大原社会問題研究所の概要』(大原社会問題研究所)1969年8月, 12p.[パンフレット]
(8)宇野弘蔵「大原研究所」『資本論五十年』(法政大学出版局)1970年2月, p.158.
(9)『大原社会問題研究所五十年史』(法政大学大原社会問題研究所)1970年11月, 217p.[本復刻版の原本]
(10)大内兵衞「大原社会問題研究所炎上記」『白雲幽石』(毎日新聞社)1973年4月, p.36-47.
(11)森戸辰男「大原社会問題研究所の発想と当面した現実の問題」「大原社会問題研究所の遺産をどう考えるか」『敬堂の夢と現実』p.6-8;p.15-16. [敬堂(大原孫三郎)33周忌記念講演(1945年7月28日開催)記録]
(12)「大原社会問題研究所」経済統計研究会編『社会科学としての統計学――日本における成果と展望』(産業統計研究社)1976年8月, p.386. [「統計学」第30号創刊20年記念号]
(13)森戸辰男「大原社研の誕生」「ドイツ留学」「大原社研における私の研究」『還暦八十年』(日本経済新聞社)1976年10月, p.38-56.
(14)櫛田ふき「安住の地、大原社研」「最良の日々」「長男の誕生」「夫の急逝」『たくさんの足音――その1つが歩んだ道』(草土文化)1978年9月, p.45-54; p.60-63.
(15)大島清「大原社会問題研究所の経営」「大原社会問題研究所炎上す」大内兵衛・森戸辰男・久留間鮫造監修『高野岩三郎伝』(岩波書店)1979年2月, p.201-341; p.377-384.
(16)「大原社会問題研究所の設立」『大原総一郎年譜(資料編)』(クラレ)1980年7月, p.5.
(17)犬飼亀三郎「大原社会問題研究所」『大原孫三郎父子と原燈治』(倉敷新聞社)1983年9月, p.61-67.
(18)大内兵衞「大原社研を支えた大黒柱」久留間鮫造「櫛田民蔵君との洋行」「森戸事件と大原社研の誕生」(大島清『櫛田民蔵の人と学問』抜粋)大村哲也編『何事かを為せ。為さざるべからず――櫛田民蔵・評伝 生誕百年を迎えて』(いわき市社会問題研究会)1985年6月, p.11-12; p.19-22; p.99. [その他、新聞記事・写真なども掲載]
(19)石島忠『ロマン三代記』(芸林書房)1990年3月.
(20)「多摩移転前後の大原社会問題研究所」『法政大学多摩キャンパス10年史』(法政大学)1995年8月.
(21)石井敬三「大原社会問題研究所図書室の図書整理作業」『転換期における図書館の課題と歴史』(緑蔭書房)1995年9月.
(22)「大原社会問題研究所の歴史と現状」『大原社会問題研究所雑誌』第363・364号, 1989年2・3月合併号.[創立70周年・法政大学合併40周年記念特集号]
(23)「大原社会問題研究所の過去と現在」『大原社会問題研究所雑誌』第494・495号, 2000年1・2月合併号.[創立80周年・法政大学合併50周年記念特集]
(24)『二村一夫著作集』(http://oisr.org/nk/
(25) OISR.ORG(http://oisr.org

法政大学大原社会問題研究所五十年史
発行 1970年11月
編・発行法政大学大原社会問題研究所



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