研究所の事業もようやくその成果を示しはじめた。この年(一九四九年)三月より『労働資料月報』が発行され、シリーズも、第二号上杉捨彦『就業規則と職場規律』、第三号舟橋尚道『最低賃銀制の意義』、第四号斎藤泰明『戦後の家計調査』と相ついで刊行された。そして八月には、『日本労働年鑑』第二二集(戦後特集号)が刊行された。年鑑は、一九四一(昭和一六)年第二一集を刊行後、時局の重圧下に発行を停止してきたが、じつに八年ぶりに復刊されたわけである。
なおこの年八月、「統計学古典選集」第一三巻ズュースミルヒ著高野・森戸訳『神の秩序』が第一出版より刊行された。
法政大学大原社会問題研究所五十年史
発行 1970年11月
編・発行法政大学大原社会問題研究所