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大原社会問題研究所五十年史

IV 東京移転より終戦まで〔一九三七〜四五年〕


高野氏第四回渡欧

 高野氏は、チェコスロバキア・プラハの国際統計会議に出席のため、七月二一日、神戸港にて諏訪丸に乗船、第四回渡欧の途についた。高野氏は滞欧中、研究所の仕事として、ドイツの人口問題、労働政策等に関する研究と資料蒐集をなし、同年一二月一一日帰朝した。

 本年度の研究所出版事業としては、米国産業協会著『国民社会党下に於ける独逸の労働及経済』の翻訳刊行がある(本書は一九四〇年『ナチス独逸の経済的発展』と改題して再刊された)。

 一九三九年 昭和一四年 一九三九年中に、二、三の人事移動があった。三月末に大貫氏が辞任した。一一月一五日には木村定氏が東京朝日新聞社に転出し、新たに黒田俊平氏が入所した。一九四〇年度の新役員として、常務理事高野、理事久留間両氏が選任された。なおこの年七月拘留中の大内兵衛氏は保釈となり、研究所へ出所するようになった。

 本年度の事業のうち、主なものは次のとおりである。

(一)『日本労働年鑑』の編集刊行。
(二)「社会問題研究資料」第一−三集として、権田『学生娯楽問題に関する調査』、森戸『科学研究所論』、高野『独逸の大学に於ける経済学の近況一斑、国際統計協会と国際統計会議』の刊行。
(三)大原研究所訳『独逸社会政策と労働戦線』の刊行。

法政大学大原社会問題研究所五十年史
発行 1970年11月
編・発行法政大学大原社会問題研究所



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